「膀胱は心の窓」ってどういう意味?

こんにちは、Frankです。

私はオンラインレッスンで<英語で学ぶスペイン語会話講座>を教え
ていますが、なんとこのクラスには女性泌尿器科の世界的権威である
竹山政美先生も受講されています。

今日はこの竹山先生から聞いた、膀胱のお話をしようと思います。

あなたも経験したことがあると思いますが、重要なイベントがあると、
やたらトイレに行きたくなりませんか? 試験や面接、運動会の競技
の前なんかもそうですよね。

特に長距離バスなんかに乗る前に、トイレに行きたくなる。排尿した
い欲求と人間の心理は密接に関わっている。だから「膀胱は心の窓」
と呼ばれるらしいです。

子供の頃、よく言われました。「おしっこを我慢すると膀胱炎になる
から、我慢しないで」。幼い頃から、おしっこは我慢してはいけない
という情報が刷り込まれているのです。

<おしっこ問題>はここから作られるらしいです。

医学的には、おしっこを我慢するぐらいでは膀胱炎にならず、逆にそ
うした習慣をつけることで、頻尿や尿漏れの治療になる
ようです。

膀胱は尿を貯めるために特殊な機能を持っている。それは、女性の場
合、ある程度尿が貯まってきえも内部の圧は上がらずに内膣が広がる。
専門用語で<コンプライアンスが高い>と言うそうです。

最初に排尿したいと感じる(尿意)、所謂「初期尿意」は100-150cc
ぐらい貯まった値が目安となります。この初期尿器を感じた後も尿は
貯まっていきます。

驚くなかれ、300cc以上尿が貯まっても、尿道括約筋なる筋肉が出口
を締めていることもあり、膀胱は広がるだけで尿はもれません。

我慢できなくなる<最大尿意>に達するまで、だいたい400ccぐらいは
貯まるようです。

排尿の原理は、括約筋を緩めながら膀胱の排尿筋が膀胱をすぼめる。
こうして尿が自然に輩出されるのです。

ここで気を付けなければならないのは、<初期尿意>で排尿する習慣
をつけてしまうと、100から150ccの尿しか貯めることのできない、
機能的にも小さな膀胱になってしまうということです。

排尿を我慢することで膀胱を鍛える!

竹山政美先生から聞いた素敵なお話です。
心に刻んでおきましょう。

竹山先生のご著書はこちら。良かったらご一読ください。

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