英検1級講座(29)~<FAQs>英作文対策は?~

こんにちは、Frankです。

今日は先ずこのシーンをご覧ください。
タイトルは、Kid misses ball, another gives him souvenirです:>こちら

如何でした? 「思い遣り」って、いいですよね。
ボールをあげた少年の優しさが、胸にグッときました。
・・・そしてその後、「思い遣り」の連鎖が――。

気持ちをカタチにして、人に伝える。それは、物をあげることであったり、
哀れみの心で抱きしめてあげることであったり。ものを書くことも同じです。

自分の気持ちを相手に伝える。e-mailであったり、s-mail(snail mailの略で、
カタツムリのように遅い人が配達する郵便)であったり。

実は英検1級で出題されるエッセイの英作文も同じ、あなたの気持ちを伝える
術なのです。さすがに友達感覚で書くわけにはいきませんが、気持ちや考えを
伝えるという点では、何ら変わりません。

残念なのは、英検1級受験者の殆どの人が、「どのように書けばいいのか」
という方法論ばかりに囚われて、肝心の中身の部分を疎かにしてしまって
いる現実です。

その「肝心の中身」とは、机上の空論や感想を述べることではなく、自分の
経験や読書で感動したことなどをしっかりと人に伝えることなのです。

私は商社に勤めていた頃、先輩からよく言われました。「喋り方の上手い下手
はどうでもいい。心から喋れ」。喜怒哀楽をストレートに出して、心から相手
に語りかけろ、と。

英検1級の英作文も同じです。いくら格好いい表現をたくさん使って書いても、
魂が入っていなければ、誰も感動しません。

試験は必ずしも採点者を感動させることが目的ではありませんが、受験者が
心底感動した経験や読書体験を書くことで、採点者はカタチを超越した中身
に目が行くようになるのです。

私がいつも言っている言葉を思い出してください。
Examine the content, not the bottle.(外見より中身)なのです。

エッセイの真髄はここにあります。「どう書けば」じゃなくて「どう感じた」
かです。最初に紹介したMLBのスタジアムでのシーンを思い出してください。

動画を見たあなたならきっと、このことだけで、英単語200語ぐらいのエッセイ
が書けるはずです。

私自身、まだ二冊しか小説を出版していない作家のタマゴですが、不思議と
「書こう書こう」と思っているときは全く書けず、逆に旅や人との出会いで
感動したことがあると、一気に50ページぐらい書けてしまうことがあります。

英検1級の受験者の全員が全員、多くの感動を経験できるわけではありませんが、
日々、心の窓を開いて、伝えたい何かを感じ取ってもらいたいと思います。

エッセイ作文ではカタチに囚われず、喜怒哀楽を出してください。
書けば書くほど、文章や中身が洗練されていきます。

誰も最初から、完璧な文章なんて書けません。書いて、書いて、書き直して、
書き直して、そうこうしているうちに、文章や構成が練られていきます。

最初は写経でもいいので、書きながら言葉と言葉のつながりを感じ取って
いってください。・・・では、方法です。先ずは手元に、ジャパンタイムズ
オンサンデーをご用意ください。

■[エッセイ英作文練習]
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1.ジャパンタイムズオンサンデーのOPINIONの記事を開ける。
  (大体、P10~P13の間にあります)
2.記事を1つ選び、英文を読む。日本語の大意は見ないこと。
3.日本語の大意を読み、英語で読んだ理解が正しいか確認する。
4.記事全体を英単語200語で要約する。
5.4.で作成した英文を声に出して読み、不自然だと思った所を
  修正する。

基本的には上記のパターンでジャンルごとに整理し、エッセイ作文に備えます。
当然のことながら数が多い方がいいので、試験日までできるだけたくさんの記事
を要約しておくことをお勧めします。

記事の選択としては、あなたが感情移入できるものを最優先してください。

40名近い私のブログやメルマガ読者さんが読んでいるジャパンタイムズオンサンデー。
学習方法で悩んでいる暇があったら、どんどん読んでください。

考えるネタ、書くネタがなかったら何も書けませんから^^)
「今日」を読む人は、「未来」を読む――

>ジャパンタイムズオンサンデー

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今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
では次回の投稿をどうぞお楽しみに。

Frank Yoshida

PS
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大学時代、コンパや飲み会の度に闊歩した神戸の三宮。

街を歩いていると、時折、ケーキの美味しい匂いが
漂ってきました♪

オシャレな街、三宮で、ギフトや菓子折りにもってこいの
焼き菓子とケーキの【ファクトリーシン】が人気No. 1の
モダンを製造中♪

自分でも食べたくなる幸せのギフトです。
一度ご賞味ください b^^)


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