《全国通訳案内士》「エッセイ作文」が「二次試験対策」になる

こんにちは、国際人養成ブロガーのFrankです。

私は今、一番好きな緑茶、伊藤園の<お~いお茶/濃い味>を
飲みながらブログを書いています。冷えたお茶は最高ですね。

今日は、生徒さんからよく訊かれる質問に答える形で、ブログを進めます。
その質問とは、「英検®1級で学習したエッセイ作文は全国通訳案内士試験
でも役立ちますか?」というもの。

実はこれ、中々良い質問で、英検®1級を取得していると一次試験の英語は
免除になるので(2020年8月22日現在)、どちらかというとエッセイ作文で
学んだことは、全国通訳案内士の二次口頭試験で役立つと言ってもいいで
しょう。

その理由は、下記のエッセイの書き方をご覧になればわかります。
エッセイを書くにあたって、最低限守るべき事柄です。

■ エッセイの書き方
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1.冗長でない簡潔な文章を書く。
2.先ずは結論ありきで、理由はあとで述べる。
3.日本的「起承転結」は英文では遠まわしになるだけ。

流れとしては、1)導入部分>2)理由(3つぐらい)>3)結論。
ポイントは1)の導入部分で結論がわかるように書くことと、2)の
理由の部分では例えばFirstlyやFirst of allなどシグナルワードを使って、
読みやすい構成にする。

そして最後に、3)の結論では1)の導入部分と内容が一致
していることを確認する、の以上3点です。一番多い失敗は、

× エッセイの失敗例
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1.導入部分の意見が、エッセイのトピックとちぐはぐ。
2.理由のうちの1つの話を膨らませすぎて、エッセイの
  ポイントから逸脱する。
3.結論と導入部分が首尾一貫していない。

上記の点に気をつけるだけで、エッセイの完成度は一段と高まり、
引いては全国通訳案内士の二次試験でのプレゼンテーションの後
のQ&Aでもこの物の考え方は役立つはずです。

エッセイ作文と全国通訳案内士の二次試験。どうも関係が無いよ
うですが、首尾一貫した論理性のある話をするという点では、エ
ッセイ作文も二次試験も共通しています。

エッセイ作文で学んだ論理的思考を是非、二次試験の応答にも活
かしてください。首尾一貫性・・・肝に銘じておいてください。

では今日の講座ですが、歴史上の外国人に関する日本歴史の問題
です。早速、チャレンジなさってください。

▶《全国通訳案内士》「エッセイ作文」が「二次試験対策」になる
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次の歴史上の人物の正しい説明を選びなさい。

1.ケンペル( )2.ゴロー(ウ)ニン( )3.シドッチ( )
4.シーボルト( )5.ジョセフ=ヒコ( )6.ツンベルグ( )
7.レザノフ( )8.ラックスマン( )

(A)1792年、女帝エカチェリーナ2世の命により、通称要求を目的に
   大黒屋光(幸)太夫ら漂流民を伴い根室に来航。
(B)1804年、アレクサンダー1世の遣日使節として津太夫ら4人の
   日本人漂流民を伴い長崎に来航。
(C)ロシア海軍軍人。箱館・松前に監禁され、1813年に釈放される。
(D)帰化第一号として米国市民権を得、1859年通訳として帰国。
   『漂流記』を著す。
(E)1708年屋久島に潜入。捕らえられ江戸に監禁され、5年後に病死。
(F)1828年来日、鳴滝塾で医学を教授。
(G)ドイツ人医師・博物学者。帰国後『日本誌』を著述。
(H)スウェーデンの医師・植物学者。帰国後『日本植物詩』を著述。
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【講座】全国通訳案内士二次試験対策(こちら

「ジョセフ=ヒコ」とは聞きなれない人名ですが、これは浜田彦蔵の
洗礼名(Joseph Heco)で、彼は幕末に活躍した貿易商でした。「新
聞の父」とも言われ、通称は「アメ彦」でした。では正解です。

▶《全国通訳案内士》「エッセイ作文」が「二次試験対策」になる
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次の歴史上の人物の正しい説明を選びなさい。

1.ケンペル(G)2.ゴロー(ウ)ニン(C)3.シドッチ(E)
4.シーボルト(F)5.ジョセフ=ヒコ(D)6.ツンベルグ(H)
7.レザノフ(B)8.ラックスマン(A)

(A)1792年、女帝エカチェリーナ2世の命により、通称要求を目的に
   大黒屋光(幸)太夫ら漂流民を伴い根室に来航。
(B)1804年、アレクサンダー1世の遣日使節として津太夫ら4人の
   日本人漂流民を伴い長崎に来航。
(C)ロシア海軍軍人。箱館・松前に監禁され、1813年に釈放される。
(D)帰化第一号として米国市民権を得、1859年通訳として帰国。
   『漂流記』を著す。
(E)1708年屋久島に潜入。捕らえられ江戸に監禁され、5年後に病死。
(F)1828年来日、鳴滝塾で医学を教授。
(G)ドイツ人医師・博物学者。帰国後『日本誌』を著述。
(H)スウェーデンの医師・植物学者。帰国後『日本植物詩』を著述。
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【講座】全国通訳案内士二次試験対策(こちら

ジョセフ=ヒコが活躍した幕末。この時代がイラストで手に取るように
わかる一冊が、オールカラーで発売されています。歴史好きにはたまら
ない一冊です。良かったらどうぞ。

一冊でわかるイラストでわかる図解幕末・維新―地図・写真を駆使 超ビジュアル100テーマ オールカラー (SEIBIDO MOOK)

余談ですが、夏になると思い出すのが中米のカリブ海。

商社マン時代、出張先のコスタリカやホンジュラスで日曜日になると
遠浅の海岸沿いの砂浜を、まるで映画の1シーンのように駆け出し、
槍で捕獲した魚をそのまま網焼きで食べた記憶があります。

どんな一流のシェフが味付けするよりも美味しかった、新鮮な網焼き
の魚。ブルーオーシャンが実に眩しかった。

ホテルに帰るとガーデンファーニチャーに座り、
トロピカルドリンクを飲みながらの読書。

至極のひと時を味わったカリブ海出張の旅。
夏になると心が高鳴る、このドキドキ感ってなんなんでしょう。

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