こんにちは、Frankです。
「当たり前でしょ！」
タイトルを見てそう思ったあなたは正常です。
そりゃそうですよね。だって英語を勉強するのですから、ネイティブ
の外国人講師から勉強した方がいいに決まっています。
生の英語を聞かない手はないです。ナチュラルな挨拶から始まりジョ
ークも全てが全てネイティブライクというわけです。
“ある程度の英会話ができる日本人” だったら、言葉のキャッチボール
ができるので楽しいですよね。
「ん？ “ある程度の英会話ができる日本人” って？」
そうです。“ある程度の英会話ができる日本人” なら、という条件付き
なのです。それも大人になってから英会話を始めた人で、ネイティブ
と一対一で話して理解できるレベルであれば、の話です。
子供の場合は別ですよ。何故なら子供は吸収も早いですし、体験学習
を通して音と意味を体得することができるからです。
大人になると固定概念なんかが邪魔をして、折角の生の英語も途中で
意味を取り違えたり、ブロックしてしまうこともあり、すんなり頭に
入ってきません。
そうですね、例えば、30代から40代の社会人の生徒さんで、すっかり
忘れてしまった英語をやり直したいと私のオンラインレッスンの門を
叩かれた場合、私はネイティブ講師を勧める前に、日本人講師からし
っかり学ぶことを勧めます。
その理由は、ネイティブとの会話でどこまで理解できているのかわか
らないからです。
とかく日本人は分かっていても、分かっていなくても、I see. と相槌
をうっちゃうところがあるため、ネイティブは「理解してくれている」
と誤解してしまうケースが多々あるということです。
日本人講師の場合、自分自身が苦労して英語をマスターしてきたので、
日本人学習者の気持ちがよくわかります。
生徒さんの言葉の抑揚や口調で曖昧さを見破り、理解度チェックを施す
ことができるからです。
そして何より、どのレベルまで文法を押さえているのか、語彙力はどれ
ぐらいあるのかなど、事細かにチェックできます。
大人になってからの英語学習ではこの「気配り」が重要になってきます。
会社では部長さんなのに、英会話学校では Want to go out for dinner or
something? と日常会話を叩き込まれる。
即ち仕事で話す日本語と英会話学校で話す英語との間にフォーマル・
インフォーマルを含んだ内容面でのギャップがある。
ならば講師は生徒さんが欲求不満にならないように、日本人のアイデ
ンティティーを踏まえた上で、そのギャップを埋めるだけのスモール
トークをする必要が出てくるのです。
それが所謂、日本人講師に求められていることなのです。英会話をし
ている気持ちになりたかったらネイティブと話しているだけでいいで
しょうが、会話の流暢さという基準だけではなく、語彙力や文法力が
どこまで身に付いたかなどをチェックできるのはやはり日本人講師、
即ちバイリンガル講師なのです。
私自身、気をつけていることは、生徒さんがどれだけ会話力や文法力、
語彙力が伸びたのかを確認する一方「日本人としてわかるからＯＫ」
と発話の精度を求めなくなる落とし穴「ラーナリーズ」（Learnerese）
に陥らないことです。
TOEIC®800点ぐらいのレベルまでは学習量が物を言うので、時間とお
金が許す限りネイティブと日本人講師の授業を併行して受講し、どん
どん英語に触れればいいのですが、時間的にも金銭的にも１つのオン
ラインクラスしか受講できないならば、ご自身の英会話力を考慮した
上で、ネイティブ講師か日本人講師の何れか選ばれたらいいと思いま
す。
以下、その基準となる推選内容を箇条書きにしておきます。
＊ 全くの初心者
＞日本人講師（入門レベルの英語を教える）
＊ 片言英語しか話せない
＞日本人講師（基礎文法と会話を教える）
＊ ある程度の日常会話はできるが、突っ込んだ話ができない
＞日本人講師（文法力アップと時事英語を教える）（＋ネイティブＯＰ）
＊ 日常会話に困ることはないが、ビジネス英語を知らない
＞日本人講師（国際ビジネス経験のある講師）（＋ネイティブＯＰ）
＊ 帰国子女でペラペラ英語が話せるが、ビジネス英語を知らない
＞国際ビジネス経験のある日本人講師かネイティブ講師の何れか
【注意】
１．“ＯＰ”は「オプション」を意味し、余裕があれば併行受講が望ましい。
２．あくまでも大人を対象とした推薦内容。
３．時間的にも金銭的にも余裕があれば、どのレベルでもネイティブと話し
た方がいいのは明らか。マーケティング上、私も色々無料体験をしまし
たが、似たり寄ったりだったものの簡単！わかりやすい！ＤＭＭ英会話
はよりプロ意識を感じたという意味で比較的良かったです。正直なとこ
ろネイティブによるのでしょうが。
生徒さんに英語力を伸ばしてもらいたいので、最後に敢えて厳しいこ
とを言いますが、片言英語でネイティブと話せるようになったからと
いって、学習の原点に戻ることを躊躇わないでください。
ブロークン英語から脱却していない生徒さんは、１年ぐらい初級レベ
ルの英語に戻る勇気も持ってください。長い目で見れば、その方が英
語力は伸びます。
ラスベガスのトランプカードのプロは、毎日基礎訓練を繰り返してい
るそうです。
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えます。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
では次回の講座を楽しみに b＾＾)
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