キャリアアップ講座(8)~財務諸表を押さえる~

こんにちは、Frankです。

たまに「(Frank)先生の好きな季節は?」と訊かれることがあります。
日本大好きの私はどの季節も好きなのですが、春の4月は全ての始まり
という感じで特に好きですね。

4月は新入社員が入ってくる時期。私も数十年前、ピカピカのスーツを
着て商社に入社しました。「おはようございます!」。入社当初はやるこ
となすことサッパリわからなくて、挨拶以外、まとものことはできませ
んでした。

新入社員の面倒を見る先輩も大変ですよね。私が見積もった海外向けの
値段表を、手間を承知で数回チェックし、間違いがあれば私に訂正を
指示。但し見積書提出の期限が迫っていると、仕方なく先輩が残業して
タイプアウトし、期限に間に合わせるという始末でした。

新入社員は、そんなこんなで先輩の助けを借りて成長していくわけです
から、自分が先輩になったとき新入社員教育は「面倒だ」なんて言うの
は、あまりにもわがままな気がします。

自分が新入社員の頃のことを思い出してください。
新入社員には優しくしましょうね。

ところで、今、ビジネス界で求められている人材ってどんな人材なの
でしょうか。英語が必要なのは分かりますよね。ではそれ以外には?

そう、英語が使えるのは当たり前。今はそれ以上にワンランク、
いやツーランク上の人材が求められています。

どんぶり勘定で経営できていた時代は終わり、社員全てが企業の経営
的かつ財務的な体力を知るスキル、即ち企業の財務諸表を解読できる
力を備えていなければならなくなりました。すなわち財務諸表
(financial statements)を読む力です。

財務諸表とは、企業の経営状況を表す

1.貸借対照表(Balance Sheet)
2.損益計算書(Profit and Loss Statement)
3.キャッシュフロー計算書(Cash Flow Statement)
4.利益処分計算書(Earned Surplus Statement)

などの総称です。

中でも一番大事なのが「貸借対照表」。経営状況を見るには、
この表の左と右のトップの数字を比べることが大事です。

左:「流動資産」(current assets)
現預金や売掛金、棚卸資産(在庫)など、すぐに現金化
できるか、すぐに使う資産。

右:「流動負債」(current liabilities)
通常1年以内に返済する義務のある負債。

この「流動資産」を「流動負債」で割った「流動比率」が
60%から120%以上であれば、倒産するリスクは少ないと
読めます。

CPA(Certified Public Accountant[公認会計士])のレベル
まで到達しなくても、こうした財務諸表のポイントが理解でき
ると、損益に対する意識は元より、経営への参画意識が湧いて
きます。

自己資本比率(equity ratio)など、色々と用語を
覚えていけば、財務諸表も結構楽しいものです。

グローバルの時代に求められる英語と財務諸表の知識。その2つのことが
同時に学習できる欲張りな教材が、私のビジネス英語クラスで使っていた
『英語で分かる/はじめての財務諸表40日間トレーニング』です。

▼ 英語で分かるはじめての財務諸表40日間トレーニング―グローバル
  社会で活躍するニッポン人を目指して (経済たまごシリーズ―会計)

英語で分かるはじめての財務諸表40日間トレーニング―グローバル社会で活躍するニッポン人を目指して (経済たまごシリーズ―会計)


大学の教授と生徒の掛け合いで話が進められ、貸借対照表、損益計算書、
キャッシュフロー、損益分岐点、直接原価計算などが、テキストと共に
CD音声で学習できます。

財務諸表の勉強の取っ掛りとして楽しい教材です。主婦の家計簿レベル
から財務諸表へのレベルアップ。女性の社会進出への大きなステップに
もなります。

かつて私は、某中小企業1社のコンサルで、一日1、2時間程度のサポ
ートで、月収80万円から120万円の報酬を得たことがあります。

英語の商談やマーケティング戦略のアドバイスがメインでしたが、
その会社に英語の貸借対照表の作成などをお手伝いできたことで、
収入源のアップにもなりました。

英語+財務諸表の知識=グローバルの人材

海外でなくても日本で英語を使ってビジネスで活躍したい!
そうお考えでしたら、是非、その気持ちを形にしましょう!

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今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
では次回の講座をどうぞお楽しみに。

Frank Yoshida

PS

「Frankのクラスはレベルが高すぎる」
「大阪の梅田まで通えない」
「仕事で英語を使うことになったけどレベルが・・・」

こんなお声をちょくちょく聞きます。実際はTOEICや英検の
上級レベルばかりを対象にしているのではなく、初心者向けの
授業も行っています。

只、即刻、私とのスカイプレッスンをやり始めるのも抵抗があり、
自分なりに準備段階が欲しいという方がおられるのも事実なので、
今日は初心者向けのオフィス英会話の教材をご紹介します。

11,906人が成功した、英語が聞けて話せるようになる教材です。
「忙しくても1日5分×週4日の練習で身につく」と強気発言の
言語学博士が開発したマテリアル。

「話せる喜びを実感したい」そんな初心者さん向けの、お薦め
オフィス英会話教材がこちらです。

お仕事がもっと楽しくなりますよ。


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