キャリアアップ講座(23)~英語の電話対応は大丈夫?~

こんにちは、Frankです。

今や英語を使うのは当たり前の時代ですが、まだまだ英語と
縁のない中小企業や零細企業が日本にはたくさんあります。

以前、私がコンサルティングをした会社もそうでした。
お手伝いすることがきっかけで海外からの電話が増え、
私が不在のときは、従業員の方はてんてこ舞いでした。

スタンドバイしているときも、たまたま従業員の方が電話をとると、
「よ、よ、吉田さん、英語・・・英語の電話!」と、あたかも幽霊
から電話がかかってきたかのように、即刻、私に電話を回します。

まあ、英語で商談ができるから私の存在価値があったのですが、
さすがに海外からの電話の本数が増えると、私一人では対応
仕切れなくなりました。

以来、直接その会社の社長さん宛てに電話がかかってくることも
増えたので、私は彼にこんなメモを手渡しました:

Just a moment, please? I need help with English.(ちょっと
待っていただけますか? 英語が話せる人の手助けが必要なの
です)もちろん、カタカナで書いた英語の発音も添えて。

付け焼刃的な電話対応でしたが、日が経つにつれて従業員の方も英語
の電話の受け答えに慣れ、数ヶ月もすると普通に “Just a moment,
please. I’ll put you through to Frank.”(暫くお待ちください。
フランクに電話を回します)と応対できるようになりました。

私自身、多くのコンサルを通して、国際化の一役を担えたのは、
大きな喜びでした。と同時に、コンサルする会社の社員さんに
一縷の不安も抱いていました。

それは、英語力以上に、ハイコンテキストの日本語を如何に
ハイコンテントの英語に橋渡しできるか、という課題でした。

日本語は状況や脈絡、雰囲気を感じ取るコンテキストの度合いが
高い言語(High-context language)。逆に英語は文字情報や数字
データの多いコンテントの度合いが高い言語(High-content
language)。

日本人がより上手く英語でコミュニケーションを図るには、
話し相手の言葉を単に察するのではなく、相手に適宜、
確認する作業が必要だということです。

未だに確認作業を怠る日本人の後が絶えません。適当に “Yes, yes”
とごまかさずに、しっかりと確認作業を行って欲しいのです。

Could you elaborate on that?(詳しく説明してもらえますか?)
I’m sorry. I’m confused. Could you explain?
(すみません、混乱しています。説明していただけますか?)

単なる英語の電話対応で終わらせないメンタリティーこそが、
真の国際化への足掛かりとなります。肝に銘じておきましょう。

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
では次回の講座をどうぞお楽しみに。

Frank Yoshida

PS

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