キャリアアップ講座(34)~リテラシーの意味は?~

こんにちは、Frankです。

今日はリテラシーについて少しお話をしましょう。

英語で書くと “literacy”。基本定義は、literacy = the ability to read
and write「読み書きの能力」です。「教養がある、教育をうけている」
という意味になることも。

「(特定分野の)知識, 能力」や「(コンピューターなどの)使用能力」を
意味することもあり、He should acquire computer literacy.(彼はコンピュ
ーターの操作能力を身に着けなければならない)のように使います。

最近では、「情報リテラシー」という言葉が頻繁に使われています。
「情報リテラシー」とは、情報機器やITネットワークを活用して、
情報やデータを管理し、活用する能力のことです。

今やガラケーやスマホ、iPad、PCなどの機器をはじめ、IT技術が普及した
お蔭で、コンピューターから情報を手に入れるのが簡単になりました。が、

逆に大量の情報に囲まれることになり、一体どれが必要な情報なのかを選別
するのが困難になりました。そこで求められるのが「情報の収集・整理・
組み換え」といった高度な能力なのです。

私はオンラインでのティーチング以外にネットビジネスも展開していますが、
この世界でも情報が溢れかえっています。無料のものから有料のものまで、
素晴らしいものからゴミのようなものまで、実に様々です。

毎日3、4、5回と手を変え品を変え、情報商材の煽りをしかけてくる
メルマガから、見え見えのステマ(ステルス・マーケティング[消費者に
宣伝と気付かれないように宣伝すること])を仕掛けてくるレターまで、
数え上げればきりがありません。

そうかといって、そうした情報を遮断してしまうのも危険です。
The United States National Forum on Information Literacy
が定義するところの情報リテラシー(Information literacy):

the ability to know when there is a need for information, to be able to
identify, locate, evaluate, and effectively use that information for the
issue or problem at hand

即ち、「TPOに応じた情報の使い分けが必要」ということです。

お買物をするとき、この商品の値段が高いか安いかや、オマケのありなし
など色々と調べますが、その判断の基準を只、ネットの情報だけに求める
のではなく、そうしたネット情報の真偽や優劣をも自らが判断できる能力
を身に着けておくことが肝要だということです。

Curiosity killed the cat.という諺がある通り、好奇心もほどほどにしないと
痛い目にあいます。でも「ネットは恐い」とか「スマホ病に罹ってしまう」
などと臆病になっていたら、必要な情報も手に入らなくなってしまいます。

溢れかえる情報の中で耐性を身に付け、そこから必要な情報を選別する
能力を身に付ける。今、そうした情報リテラシーを持つことが、いい大学
を出ていい会社に就くこと以上に大切になってきています。

ボトムラインは、ネット情報の“意味”を正しく読み取れる読解力を磨くこと
――これ以上でもこれ以下でもありません。

テレビのバラエティー番組を見ている暇があったら、読書をしましょう。
読書をして読解力を鍛えてください。情報リテラシーの根幹は読書による
読解力なのです。英語1級や通訳案内士試験、TOEICの試験だって、
読解力がないと合格や高得点は望めません。

是非、今日から1パラグラフ、1ページずつでもいいので、読書を
始めてください。そして情報リテラシーを鍛えてください。

アマゾンの、情報リテラシーに関する売れ筋書籍はこちら:

▼ よくわかる情報リテラシー (標準教科書)

よくわかる情報リテラシー (標準教科書)


今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
では次回の講座をどうぞお楽しみに。

Frank Yoshida

PS

母親:「ねえ、あなた。最近、インスタントカレーばっかりだったから、
これを注文しといたわよ」
父親:「す、す、すごい。これは家族団らんには最適だ――!」
子供:「パパ、それはかなりおおげさカニ?」

家族のだんらん、家族に笑顔を^^)♪


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