こんにちは、Frankです。
精神分析の祖、ジークムント・フロイトのことをご存知ですか?
「何を突然!?」と思ったかもしれませんが、実は彼、「私の中の、もう
一人の私」を発見した人物なんです。
人格=エス(id)+自我(ego)+超自我(super ego)と、これらの
3つの領域からなると考えました。
「エス」=快を求め、不快を避ける(本能的)
「自我」=「エス」と「超自我」のバランスをとる(中庸を図る)
「超自我」=親のしつけなど(良心)
分かりやすく言うと、人は快楽に従って思い通りに行動したいのですが、
「超自我」が「それはやったらダメよ」と横槍を入れてくる。
本能だけで行動していたら動物と同じだし、そうかといって「超自我」
にずっと従っていたら、身動きが取れない状態になります。
そこで「自我」が、バラスンスを上手くとる動きをするのです。これは
フロイトが言うところの「無意識」の発見なのです。
この種の哲学の話に興味のある方は、今回私が参考図書とした『眠れな
いほどおもしろい哲学の本』を読まれたらいいと思います。
私のメンタリティーの基礎を構築した書です。
眠れないほどおもしろい哲学の本:
もう一歩「前向き」に生きるヒント(王様文庫)――
ここで私が考えたのは、フロイトが言うところのこの「無意識」の概念
を、英語学習という観点に当て嵌めてみたらどうかということです。
ここに一人の女性がいます。趣味は、毎日のようにスイートショップで
甘い物を食べること。仕事は毎日同じことの繰り返しで、ダルい仕事か
ら解放されたあとは、真っ先にスイートショップへ行きます。
ところがある日、会社の上司から海外部の人手が足りなくなったので、
サポートスタッフとして移動するよう通達されます。
大学で英語は勉強したけれど、「今更」という気分。会社が授業料の半
分を負担してくれるとはいえ、嫌々、オンラインレッスンを受講するこ
とに。
レッスン中でも「私、英語が嫌いなんだけど、仕方なく英語を勉強して
います」と愚痴をこぼす日々。さて、彼女のこの状況を先程のフロイト
の「無意識」の概念に戻すと、どのようになるでしょうか。
「エス」=スイートショップへ毎日のように甘い物を食べに行きたい
「超自我」=会社からの通達で嫌いな英語を勉強しなければならない
では「自我」はどのように働くかというとポジティブに働くなら「ダル
い仕事を毎日続けていたことから思うと、求められて行く仕事に少しは
やりがいを感じるかもしれない」と考えるようになり、新しい仕事環境
にはより快適さを感じることができる「エス」に近いものがありそう、
となる。
新しい仕事環境への移動は、本来、本能に従った行動ではなかったけれ
ど、快適さを求めるという意味では上手く中庸を図ったと考えられます。
これが同じダルい部署で英語学習を強いられていたら、彼女は愚痴をこ
ぼすだけの、ネガティブな自我の形成をしていたかもしれません。
新しい部署への移動ということで、彼女は「超自我」をプラスに変えら
れたと言っていいでしょう。
人間、「超自我」だけに安住していても毎日愚痴を言うだけのネガティ
ブな人生を送るか、「言われたことだけをやる」自立性のない人生を送
るかのいずれかです。
その意味では、人の「自我」の目覚めというのは、「超自我」の存在や
到来をどのように捉えられるかによって、大きく変わってきます。
英語学習。それは自分への挑戦であり、旧態依然とした自分からの脱皮
でもあります。あなたの「無意識」はどちらに向いているでしょうか。
今日もオンラインクイズに答えないと気が落ち着かない方はこちらで
チャレンジなさってください。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
では次回の講座を楽しみに b^^)
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