時事英語講座(29)~知識と知恵のバランスは大丈夫ですか?~

こんにちは、国際人養成ブロガーのFrankです。

今日は、米国の第16代大統領だったエイブラハム・リンカーン
(Abraham Lincoln)の言葉に耳を傾けみましょう。

私の大好きな彼の名言の一つ

If I had eight hours to chop down a tree,
I would spend six of them sharpening the axe.

木を切り倒すのに8時間与えられたら、
私は最初の6時間は斧を研いで過ごす。

商社マン時代の私は、真逆のことをしていました。マーケティングに例えるな
ら、農耕型よりも狩猟型。「何でもやりゃあ、何か獲物は捕まる」だろうと。

というか、商社に入社したての社員は鉄砲玉というか、やたら「数」で勝負さ
せられたのです。よく言えば経験を積むためです。

売らなければならない商品もたくさんありました。メーカーで付け焼刃的に、
ちょちょっと研修を受けたらその足でサンプルを持って海外に飛ぶなんてこと
が日常茶飯事でした。

もちろん、全ての商品についてこんなことをやっていたわけではありません。
3か月や半年、1年かけたプロジェクトなんかもありました。

矛盾しているかもしれませんが、商品を知りすぎると逆に売れないなんてこと
も。ビジネスはタイミングが大事。完璧な知識を持ったからといって売れると
いうものではありません。

「君の説明は完璧だけど、うちはもう買っちゃったよ」なんてクライアントか
ら言われたら、それでお仕舞いなんです。

さて前述のリンカーンの名言。木を切り倒すことが目的なら、前もって斧をき
っちりと研いで準備をしておかないと、我武者羅に切り倒そうとしても時間が
かかるだけ。結局は目的を達成するまでに、かなりの時間がかかってしまう。

「準備を怠るな」ということです。

一方、この世の中、臨機応変に対応しなければならないことも多々あります。
頭では準備不足だとわかっていても、「早い者勝ち」(First come, first
served.)の世界もあるのです。

この「臨機応変」さを「創造力」と捉えるなら、リンカーンは一方でこんなこ
とも言っています。

Too much knowledge tends to inhibit creativity.
知識がありすぎると、創造力を阻害してしまう、と。

私たちは学ぶべくして学び、行動を起こすべくして行動を起こす。結論を言う
なら「知識」と「知恵」のバランスが大事だということではないでしょうか。

Literature is a good stall but a bad crutch.
書物は腰かけるには良いが、身を支えるには向かない。

「知識」と「知恵」、「学問」と「行動」を表裏一体として捉え、うまくバラ
ンスを取ることが成功への鍵(the recipe for success)のような気がしま
す。

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毎日読んで読解力を上げ、毎日読んで世界の動向を把握する。あなたの行動に
意味を持たせるのは、私も読んでいる、週刊のジャパンタイムズオンサンデー。

木を切り倒す前に、あなたはどれだけの時間、斧を研いでい
ますか? 「今日」を読む人は、「未来」を読む――

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Frank Yoshida
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