国際人養成講座(39)~度胆を抜かれた南米エクアドルのキト~

こんにちは、Frankです。

今日は私が商社マンだった、1980年代前半の頃の話を。

あれは確か、南米のエクアドル共和国の首都キト(Quito)へ出張に行
ったときのこと――。

ホテルから日本の本社へ電報を送信すると通信料が高くつくので、いつ
ものように会社の規則で、わざわざ市街の電報局まで電報を送信しに行
っていました。

ある真夜中、タクシーで電報局へ行き、電報を送信し終えて玄関から出
ると、待たせていたタクシーが消えているではあいませんか。

行く前にタクシーの運転手が「前払いでないと電報局まで行かない」と
言い張ったので仕方なく前払い。「十数分で終わるから」と運転手に言
っていたにもかかわらず、案の定ドロンされてしまいました。

深夜ではタクシーもつかまらず、仕方なく真っ暗な夜道をホテルの方向
へ向かって歩き始めました。

ホテルまで2、30分はかかる道のり。「これはヤバイかも」。十分ほど
歩いて坂道を下り始めたときでした。突然、サーチライトが私を照射し
ました。

左右に揺れたサーチライトの間隙を縫って、ライフル銃の銃口が私を狙
っていました。咄嗟に、

「ハポネス! ソイ・ハポネス!」(日本人だ!)

と叫びました。

すると図体のでかい兵士が1名、私に駆け寄り、「何をしているんだ。
このあたりは人殺しが多発している一番危険なところだ」。彼は真顔で
言いました。

「乗れ!」言われるがままに彼らのジープの後部座席に。安全のため、
滞在しているホテルまで送ってくれたのです。

キトは赤道直下に位置しているものの、アンデス山脈の中腹、標高は
2850メートルにあるため、夜はかなり冷え込みます。

ライフル銃が向けられたとき、「お陀仏か」と思った私。体の底まで
冷え切ったその晩のことは、今でも忘れられません。

今は治安も良くなっていると思いますが、真夜中の一人歩きはさすが
に男でも身構えてしまいます。

米国の詩人、ロバート・フロストの名言――

In three words I can sum up everything I’ve learned about life:
it goes on.(人生で学んだ全てを私は三語に纏められる。それは
「何があっても人生には続きがある」ということだ)

人生と真摯に向き合っていく。国際人たるもの、これ以上でもこれ以下
でもありません。翌朝を迎える喜び――海外駐在員ならこの気持ち、分
かりますよね。

楽天トラベルで、楽しい旅を――

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本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
では次回の講座を楽しみに b^^)

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