英語学習の心得(67)~命を賭した少年~

こんにちは、Frankです。

今回は「教育」についてお話したいと思います。授業でもお話したこ
とがあるので重複になるかもしれませんが悪しからずご了承ください。

時は2001年のアメリカ同時多発テロ事件後、「対テロ戦争」の名目で
始まったNATO及び北部同盟によるターリバーン攻撃アフガニスタ
ン侵攻にいたるアフガニスタン紛争でのこと。

空爆などの大規模攻撃が収まり、やや平静を取り戻したかのように見
えたカブ―ルでの一幕です。時折、市街で散発的な発砲(sporadic fir-
ing)
が聞こえます。海外の特派員が伝えた、ある家族の会話です。

息子:「お母さん。学校に行ってくる」
母親:「何を言ってんだい。あんた、バカじゃないの!」
息子:「今日はいいでしょ?」
母親:「危ないよ、まだ――」
   (そう言いかけたとき、外で発砲する音が)
母親:「ほら見てごらん。まだ外はバン、バン、打ち合ってんだよ」
息子:「だって」
母親:「だっても、くそもないよ。外に出たらどうなるか分かってん
    だろ?」
息子:「・・・」
母親:「いいから、家に居ときな」
   :
母親:「いいね、危ないから」
   :
息子:「学校の友達に会いに行きたい!」
   (息子が突然、家から飛び出す、そして銃声が「パーン!」)

息子の背中を追った母親が見たもの。それは地面に倒れる息子の姿で
した。

教育って、何なんでしょ。自分だけが偉くなること? 知識をいっぱ
い詰め込むこと? 他人(ひと)よりいい成績をとること? それだ
け?

教育とは、広く言えば人間形成なんでしょうが、私は「教育」とは、
「共育」だと思っています。私の中学や高校時代、不良や劣等生も同
じ教室で学習していました。授業中、突然喧嘩が始まることも日常茶
飯事でした。

でもそうした共同生活の中で学ぶことは、いっぱいありました。私自
身、喧嘩で目に大きなアザをつくったのも、今となっては、いい思い
出になっています。

アフガニスタンの子供が、死ぬことの怖さを知っていたのかどうかは
分かりませんが、友達と一緒に皆で勉強したいという気持ちがひしひ
しと伝わってくる、彼の最期の言葉でした。

学校の友達に会いたい――。生活が貧しくても、僕には友達と会える
学校がある。なんだか、教育のあるべき姿を見たような気がします。

教育が全ての原点。学べる環境がいっぱいあるのに、学ぼうとしない
人もたくさんいます。

でも・・・よく考えてみると、教育とは自らが飛び込んでいくもの。
学びとは自らが勝ち取っていくもの
なのかもしれません。

命を賭(と)して学校に向かった彼。実際、目の前で見てもいないの
に、凜(りん)とした彼の背中が私の瞳に焼き付いています。

教育・・・それは自らが飛び込んでいくもの。

戦場カメラマンの横田徹氏がアフガニスタンの最前線を取材した際の
DVD映像『GUNNER SP アフガニスタン最前線レポート』があります。

強烈な映像がモザイクなしで収録されているため、生々しい場面が苦
手な方はご注意いただきたいのですが、「戦場に居る」というリアリ
ティを十分感じとれる映像です。

きれい事だけでは済まされない現実が、ここにあります。

GUNNER SP アフガニスタン最前線レポート (GUNNER)

[注]在庫切れの場合は、ご容赦願います。

生きている自分をかみ締めて、ブログを書き終えた私です。

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本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
では次回の講座を楽しみに b^^)

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