学習の心得(42)~命を賭した少年~

こんにちは、Frankです。


今回は、「教育」についてお話したいと思います。
授業でもお話したことがあるので、重複になるかもしれませんが、
悪しからずご了承ください。


時は2001年のアメリカ同時多発テロ事件後、「対テロ戦争」の名目で
始まったNATO及び北部同盟によるターリバーン攻撃アフガニスタン
侵攻にいたるアフガニスタン紛争でのこと。


空爆などの大規模攻撃が収まり、やや平静を取り戻したかのように見えた
カブ―ルでの一幕です。時折、市街で散発的な発砲(sporadic firing)が
聞こえます。海外の特派員が伝えた、ある家族の会話です。


息子:「お母さん。学校に行ってくる」
母親:「何を言ってんだい。あんた、バカじゃないの!」
息子:「今日はいいでしょ?」
母親:「危ないよ、まだ――」
   (そう言いかけたとき、外で発砲する音が)
母親:「ほら、見てごらん。まだ外はバン、バン、打ち合ってんだよ」
息子:「だって」
母親:「だっても、くそもないよ。外に出たらどうなるか分かってんだろ?」
息子:「・・・」
母親:「いいから、家に居ときな」
   :
母親:「いいね、危ないから」
   :
息子:「学校の友達に会いに行きたい!」
   (息子が突然、家から飛び出す・・・そして銃声が「パーン!」)

息子の背中を追った母親が見たもの。それは地面に倒れる息子の姿でした。


 :
 :


教育って、何なんでしょ。自分だけが偉くなること? 知識をいっぱい詰め
込むこと? 他人(ひと)よりいい成績をとること? それだけ?


教育とは、広く言えば人間形成なんでしょうが、私は「教育」とは、「共育」
だと思っています。私の中学や高校時代、不良や劣等生も同じ教室で学習
していました。授業中、突然喧嘩が始まることも日常茶飯事でした。


でもそうした共同生活の中で学ぶことは、いっぱいありました。
私自身、喧嘩で目に大きなアザをつくったのも、今となっては、
いい思い出になっています。


アフガニスタンの子供が、死ぬことの怖さを知っていたのかどうかは
分かりませんが、友達と一緒に皆で勉強したいという気持ちがひしひし
と伝わってくる、彼の最期の言葉でした。


学校の友達に会いたい――。
生活が貧しくても、僕には友達と会える学校がある。


なんだか、教育のあるべき姿を見たような気がします。


教育が全ての原点です。学べる環境がいっぱいあるのに、
学ぼうとしない人もたくさんいます。


でも・・・よく考えてみると、教育とは自らが飛び込んでいくもの。
学びとは自らが勝ち取っていくものなのかもしれません。


命を賭(と)して学校に向かった彼。
実際、目の前で見てもいないのに、凜(りん)とした彼の背中が
私の瞳に焼き付いています。


教育・・・それは自らが飛び込んでいくもの。


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今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
では次回の投稿をお楽しみに。


Frank Yoshida


PS1
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戦場カメラマンの横田徹氏がアフガニスタンの最前線を取材
した際のDVD映像『GUNNER SP アフガニスタン最前線
レポート』があります。

強烈な映像がモザイクなしで収録されているため、生々しい
場面が苦手な方はご注意いただきたいのですが、「戦場に居る」
というリアリティを十分感じとれる映像です。

きれい事だけでは済まされない現実が、ここにあります。

GUNNER SP アフガニスタン最前線レポート (GUNNER)

[注]在庫切れの場合は、ご容赦願います。

生きている自分をかみ締めて、ブログを書き終えた私です・・・。


PS2
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
私を含め、既に40名近いメルマガ・ブログ読者さんが読んでいる
ジャパンタイムズオンサンデー。目を逸らしてはいけない現実が、
ここにあります。

「今日」を読む人は、「未来」を読む――
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PS3
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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