第10章:近代日本とアジア(4)軍部の台頭

こんにちは<Frank>です。

軍部と政治。色々と考えさせられる時代です。

1.満州事変
満州事変は、1931年に始まった日本の侵略行動です。関東軍が中国
の満州地域(現在の中国東北部)で南満州鉄道を爆破し、これを中
国軍の仕業と主張して軍事行動を開始しました。

これにより満州全域を占領し、1932年には日本の傀儡国家である満
州国を樹立しました。この行動は日本国内で軍部の影響力を強め、
国際的には非難を受けました。

2.政党内閣の崩壊と国際連盟脱退
満州事変後、日本は国際社会との対立を深めました。特に、1932年
に国際連盟が満州事変を侵略行為と認定し、満州国を認めないとい
うリットン報告書を採択すると、日本は国際連盟からの圧力に反発
し、1933年に国際連盟を脱退しました。

これにより、日本は孤立を深め、国内では軍部の影響力が一層強ま
り、政党内閣の崩壊が進みました。政党政治は機能不全に陥り、軍
部や国家主義的な勢力が台頭する時代へと移行しました。

3.重化学工業の発達
1930年代、日本は軍事力の強化を目的として、重化学工業の発展に
力を入れました。特に鉄鋼や化学、機械産業などの分野での技術革
新が進み、軍需産業が急速に拡大しました。

これにより、日本の経済構造は大きく変化し、戦争経済へとシフト
していきました。これが後に戦時体制へと繋がり、さらなる軍事的
拡張の基盤となりました。

4,転向の時代
1930年代半ばから後半にかけて、日本では「転向」の時代が訪れま
した。これは、社会主義者や共産主義者が思想を放棄し、国家主義
的な思想へと転向する動きが広がった時期を指します。特に弾圧や
思想改造の圧力の中で、多くの知識人や活動家が共産主義から離れ、
体制側へと協力するようになりました。この動きは日本全体の軍国
主義化や、思想的な統制を強化する要因となりました。

5.二・二六事件
二・二六事件は、1936年2月26日に発生した日本の軍事クーデター
未遂事件です。青年将校たちが天皇親政を掲げてクーデターを起こ
し、政権を転覆させようとしましたが、最終的に失敗に終わりまし
た。

この事件は、軍内部の対立を深めると同時に、軍部の政治的な影響
力が一層強化される契機となりました。これ以降、軍部はより一層
政治に介入し、戦時体制へと日本を導く重要な役割を果たすことと
なりました。

【脚注】
下記の二つの事件を押させておきましょう。

1.五・一五事件(1932年5月15日)
  海軍青年将校中心のクーデタ。
2.二・二六事件(1936年2月26日)
  陸軍皇道派青年将校を中心とするクーデタ。

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Frank

■ 兵庫県立神戸商科大学・商経学部経済学科卒。総合商社勤務後、国際ビジネスコンサルタントとして独立。北米・中南米・オセアニア・東南アジア・欧州・アフリカ諸国等での駐在、インターナショナル・マイクロエレクトロニクス・アンド・システムズ国際会議での講演、米国および台湾新竹縣シリコンバレーでの表面実装技術テクニカル・アドバイザー、米国直接投資に関わる国際訴訟問題解決のためのアイスブレーカー、レザービジネスでの貿易顧問、木材輸入業での商談等、数多くのグローバルビジネスの経験を積む。■ ビジネスコンサルティングに従事する傍ら、国連英検(UNATE)特A級・ビジネス英検(BEST)A級・ボランティア通訳検定(V通検)A級・看護英語試験(TOPEC)満点・日商ビジネス英検1級・観光英検1級・全商英検1級・英単語検定(単検)1級・実用英語技能検定(英検®)1級・通訳案内業国家資格を含む英語資格十冠を達成。イーラーニング講座開講後、ズーム・スカイプレッスンとの相乗効果で英検®1級合格者72名、全国通訳案内士国家試験合格者47名、TOEIC®990満点取得者6名やその他英語資格取得者を多数輩出。■《英会話講師への登龍門》として定着した筆者開講の[実践英語の達人クラス]では、プロの英会話講師や大学教授・講師、塾講師も受講。20名以上の上級英会話講師を育成。■ goodbook出版主催の《2008年度出版登龍門》にて短編ラブロマンス小説『離れられなくなっちゃう』がグランプリ(大賞)を受賞、2009年1月商業出版にてデビュー。2012年5月には同じく商業出版にて長編社会派ミステリー小説『謎のルージュ』を出版。現在ペーパー版・Kindle版を合わせ全14作をアマゾンにて好評発売中。■ 趣味はバイクツーリング。メガツアラーの[Suzuki/GSX-1300R Hayabusa]を駆り、全国の海岸線を周遊。孤高の旅を満喫する。

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