こんにちは<Frank>です。
今回は「テンバガー」について、初心者にもわかりやすく解説します。
株式投資で夢のようなリターンを狙う際に、この言葉は避けて通れません。英語の由来や予想のポイント、ヒットした後の売却戦略まで、実務経験に基づきまとめました。
テンバガーとは何か?
テンバガーとは、株価が購入時から10倍に上昇した株のことを指します。名前の由来は、アメリカの著名投資家ピーター・リンチが著書で使った言葉で、英語の「ten-bagger」(野球のスラングで「10塁打」に相当)から来ています。つまり、元の投資額の10倍に跳ね上がった銘柄を指すわけです。
例として、1株100円で購入した株が10倍になり1,000円になるとテンバガーです。日本株だけでなく、米国株でもテンバガーは存在し、テクノロジー系の成長株や新興企業でよく見られます。
テンバガーを予想するためにチェックすべきポイント
テンバガーを見つけるのは容易ではありませんが、次のような要素をチェックするとヒントになります。ここで、わかりやすく「テンバガー候補チェックリスト」を作ってみました。
| チェック項目 | ポイント | 評価 |
|---|---|---|
| 業界の成長性 | 市場全体が拡大している分野に注目(例:AI、EV、バイオ) | 高 / 中 / 低 |
| 企業の競争優位性 | 独自技術、ブランド力、特許、参入障壁の高さ | 高 / 中 / 低 |
| 財務健全性 | 負債の過剰がなく、キャッシュフローが安定しているか | 高 / 中 / 低 |
| 経営陣の力量 | 過去の実績や戦略の明確さ、株主重視の姿勢 | 高 / 中 / 低 |
| 株価の割安感 | PER・PBRなどの指標が同業他社と比較して適正か | 高 / 中 / 低 |
【脚注】
1.PER(Price Earnings Ratio / 株価収益率)
* 株価が1株当たりの利益の何倍になっているかを示す指標。
* 計算式:\(\text{PER} = \frac{\text{株価}}{\text{1株当たり利益(EPS)}}\)
* 目安:15倍前後が平均的とされる。高いほど割高、低いほど割安の可能性がある。
2.PBR(Price Book-value Ratio / 株価純資産倍率)
* 株価が1株当たり純資産の何倍かを示す指標。
* 計算式:\(\text{PBR} = \frac{\text{株価}}{\text{1株当たり純資産(BPS)}}\)
* 目安:1倍前後が適正水準。1倍未満は割安、1倍超は割高の可能性がある。
3.EPS(Earnings Per Share / 1株当たり利益)
* 企業の純利益を発行済株式数で割ったもの。1株あたりの稼ぐ力を示す指標。
* 計算式:\(\text{EPS} = \frac{\text{純利益}}{\text{発行済株式数}}\)
* 目安:業界や成長性によるが、前年同期比で増加していると良い傾向。
4.BPS(Book-value Per Share / 1株当たり純資産)
* 企業の純資産を発行済株式数で割ったもの。1株あたりの資産価値を示す指標。
* 計算式:\(\text{BPS} = \frac{\text{純資産}}{\text{発行済株式数}}\)
* 目安:株価と比較することで割安・割高の目安になる(PBRの分母)。
このチェックリストを使うことで、テンバガー候補を整理しやすくなります。ただし、これらの指標だけでテンバガーを確実に予想できるわけではなく、あくまで参考です。特に新興企業は株価変動が大きく、リスクも伴います。
テンバガーにヒットした株は持ち続けるべきか?売るべきか?
テンバガー株に出会った場合、多くの投資家が悩むのが「売るか持ち続けるか」です。以下のポイントで判断できます。
- 目標リターンに達したか:初期投資額の10倍を目標にしていた場合、達成した時点で一部または全部を利確するのも選択肢です。
- 企業の成長余地:まだ成長余地がある場合、長期保有でさらにリターンを狙う戦略も可能です。
- ポートフォリオのバランス:テンバガー株に資産が偏り過ぎている場合、リスク分散の観点から一部売却が適切です。
- 税金や流動性:売却時の課税や資金需要も考慮する必要があります。
結論として、テンバガー株は魅力的ですが、欲張り過ぎず、投資目的や資産バランスを優先することが重要です。
以上のようにテンバガーとは株価が10倍になる株で、ピーター・リンチが命名した言葉です。予想のポイントは業界の成長性、企業の競争優位性、財務健全性、経営陣の力量、株価の割安感。
テンバガー株に出会った場合は目標リターンや成長余地、資産バランスを見極めて売却・保有を判断しましょう。
免責事項!
本記事は一般的な投資情報の提供を目的としています。特定の株式や金融商品の購入を推奨するものではありません。投資は自己責任で行い、市場の変動によって損失が生じる可能性があります。
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