こんにちは、<Frank>です。
近年、日本の低金利とアメリカの高金利の差が大きく話題になっています。
投資やFXをされている方なら為替レートの変動を日々意識していると思いますが、実は「銀行に預けるだけ」でも日米間で大きな差が生まれることをご存じでしょうか。
ここでは、100万円を日本とアメリカそれぞれの銀行に普通預金・定期預金として5年間預けた場合、どれほど利息に差が出るのかを計算してみます。
日本とアメリカの金利水準(2025年現在の目安)
- 日本の普通預金金利:年 0.001%
- 日本の定期預金金利(複利):年 0.2%
- 米国の普通預金金利:年 0.5%
- 米国の定期預金金利(複利):年 4.0%
※金利は参考値であり、銀行や時期により変動します。
複利計算の基本式
数式は次のように表されます。
A = P × (1 + r)n
ここで:
A : 満期時の元利合計
P : 元本(100万円)
r : 年利率(%を小数に変換)
n : 預ける年数(今回は5年)
5年間のシミュレーション結果
| 種類 | 金利 | 5年後の元利合計 | 利息額 |
|---|---|---|---|
| 日本・普通預金 | 0.001% | 1,000,050円 | 50円 |
| 日本・定期預金 | 0.2% | 1,010,040円 | 10,040円 |
| 米国・普通預金 | 0.5% | 1,025,253円 | 25,253円 |
| 米国・定期預金 | 4.0% | 1,216,652円 | 216,652円 |
このように、同じ「預けるだけ」でも、日本とアメリカでは数十倍もの差が生まれることがわかります。
為替リスクを考慮する
ここで重要なのが「為替リスク」です。米国の銀行に預ける場合、日本円を米ドルに換金し、満期時に再び日本円に戻す必要があります。その際の為替レート次第で、せっかくの高金利も帳消しになる可能性があります。
例えば、預入時に1ドル=150円で100万円を米ドルに両替したとします。このとき約6,666ドルとなります。5年後に4%複利で預けると、元利合計は約8,114ドルです。為替が変わらず1ドル=150円ならば1,217,100円となり、確かに大きな利益です。
しかし、もし5年後に円高が進み1ドル=120円になっていたら、円換算で973,680円となり、むしろ元本割れになってしまいます。逆に円安が進めばさらに利益が大きくなるでしょう。つまり「高金利の恩恵」と「為替変動リスク」は常にセットなのです。
以上、日本とアメリカの金利差は歴然としており、複利効果を考えると預金だけでも大きな違いが出ます。しかし同時に、為替リスクを無視することはできません。日本円のまま低金利で安全に保有するか、リスクを取ってドルで運用するか――これは個人のリスク許容度次第です。
「低金利に甘んじて元本を守るのか、それとも為替リスクを取って資産を増やす可能性に賭けるのか」。投資の世界に正解はありませんが、こうした比較を理解しておくことで、自分に合った判断ができるようになります。
免責事項!
本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の銀行や金融商品を推奨するものではありません。実際の金利や為替レートは変動しますので、預金や投資を行う際は必ず最新情報を確認し、ご自身の責任で判断してください。
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