こんにちは<Frank>です。
だいぶ前、産経新聞の朝刊に掲載されていた「朝の詩」を読んだとき、胸の奥が静かに震えました。
その詩は、働き続けた父の姿を描いた、力強くてあたたかい作品でした。
巨大クレーンのアームが、積荷の鉄鉱石をすくい上げる。
その仕事を父は、雨の日も風の日も、真冬も真夏も、
そして娘が家を出た日も、一人泣いた夜も、
一度も休むことなく定年まで勤め上げた──。
私の父も同じです。遅刻・欠勤なしで35年間、ただ黙々と、真面目に働き続けた人でした。
若い頃の私は、そんな父を軽蔑していました。
「仕事ばかりの人生のどこが面白いんだ?」
ところが社会に出て数年、私は気づき始めました。“単純な仕事を積み重ねていくことが、どれほど大変で、どれほど尊いか”──父はいつも背中で、それを教えてくれていたのだと。
今の私は、始業1時間前には仕事場に入り、静かに準備をしています。なぜだろう?
もしかしたら、気づかぬうちに父の遺志を受け継いでいるのかもしれません。
続けることの価値を、誰よりも深く知っていた父。
もうその背中を見ることはできませんが、父が残した「働く意味」は、今も私の中で生き続けています。
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