こんにちは<Frank>です。
今回は<SNSでの反応が気になる>というお悩み相談です。
【質問】
YouTube や X など SNS のアカウントを開設したのですが、「いいね」もつかないしフォロワーも増えません。なんだかしんどくなって止めようかと思っています。やり方が間違っているのか、そもそも SNS が向いていないのか自分でも分かりません。SNS の接し方を教えてください。(製薬会社勤務の研究員より)
【回答】
質問に答える前に、まず「パルメニデス的生活」についてお話しした方が良さそうです。胸に手を当ててみてください。日々の生活の中で、感覚や流行に振り回されることもあれば、自分の中に揺るぎない価値を見出し、それに従って生きることで心地よさを感じることもあります。古代ギリシャの哲学者パルメニデスは、こうした生き方の違いを明確に示してくれています。
パルメニデス(前5世紀)はエレア派の哲学者で、「存在とは一つであり、変化は幻影にすぎない」と説きました。彼は生活の道として<真理の道>と<意見の道>という二つの選択肢を描いています。
1.真理の道 ― 理性と不変を見つめる生活
<真理の道>は、理性を軸に生き、永遠に変わらない価値を追求する生き方です。私自身、この道を志向しています。目先の利益や流行に一喜一憂せず、読書や哲学的思索、内面の静けさを大切にしています。
例えば、「私は日々の流行に流されず、読書と沈思に時間を割く。存在そのものの不変性を感じることで、静けさの中に安らぎを見出す」。
このように生きることで、外界の変化に左右されず、自分の中の確かな価値を軸に生活できます。富や地位、流行よりも、知恵や真理といった永続的な価値を優先するのです。
2.意見の道 ― 感覚と流行に振り回される生活
一方<意見の道>は、感覚や目に見える変化に依存する生き方です。SNS での評価や流行に左右される生活、目先の快楽を優先する行動がこれに当たります。
例えば、「今日は気分が沈んでいるから、気晴らしに買い物をして新しい服を買った。今が楽しければそれでいい」。
一見自由に見えるこの行動も、実は感情や流行に振り回され、真の理性ある自由を奪われているのです。
3.真理の道を選んだ背景
パルメニデスは裕福な貴族の家に生まれたため、経済的な不安に縛られず、理性を軸に永遠の価値を追求できたと考えられます。もし貧しい家庭に生まれていたら、生き延びるために日々の損得や流行に敏感になり、意見の道を歩むしかなかったかもしれません。社会的・経済的な余裕が、哲学的な思索を可能にした点は見逃せません。
私自身は裕福ではありませんが、流行や短期的な快楽よりも、普遍的な価値を追い求めることで日々に静けさと満足感を見出しています。しかし、これは優越を意味するわけではありません。意見の道を歩む人々も、日々の変化に対応しながら豊かな人間関係や楽しみを育んでいるのです。
4.SNS への向き合い方
ここであなたの質問に答えると、裕福か貧しいかに関わらず、意識して<真理の道>を選ぶことで、外界の揺れに左右されない静かな満足を得られます。「いいね」やフォロワーに固執せず、SNS を通して何をしたいのか、どこに到達したいのかを考えてみましょう。目先の戦術や戦略に溺れるより、一冊の本を読む方が価値ある時間になることもあります。
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