こんにちは<Frank>です。
今回は<ネット詭弁家>に関するお問合せです。
【質問】
ネットやYouTube上での討論で、詭弁を武器に他人をバカにしたような喋り方をしてマウントをとる人がいますが、古代ギリシャのソフィストと変わらないですか? 結局こういう人は、自分が批判されると弱く、他人を蔑むことで悦に入っているように見えますが。(次回の衆議院議員選挙に立候補すべきか悩んでいる駄菓子屋のおっさんより)
【回答】
ええ、もう「現代版ソフィスト・エンタメショー」と言って差し支えないでしょう。古代ギリシャのソフィストは弁論術で食べていましたが、今の詭弁インフルエンサーたちも再生回数で食べている。要するに、収入源は「人を煙に巻く話術」なんですね。違うのは、ソフィストは講義料を取っていたのに対し、彼らは広告収入とスパチャを狙っている、という点くらいでしょうか。
特徴もそっくりです。相手を小馬鹿にした態度で「ほら、君は論理を理解してない」とドヤ顔。けれど実際は、論理よりも声量と早口と「謎の例え話」で煙に巻いているだけです。たとえば、「君の議論は穴の空いたバケツみたいだ」とか言いながら、自分のバケツも底が抜けてる。結局、彼らは「言葉のプロレスラー」です。見栄えはするけど、ガチの試合には弱い。
ソクラテスだったらどうしたでしょうか?きっと冷静に質問を重ね、「あなたが言っていることは結局どういう意味なの?」と詰めていくうちに、相手は自分の言葉の迷路で迷子になるはずです。観客から見れば、これは立派な「哲学的コント」になるでしょう。
そして面白いのは、彼らが「自分が批判される番」になると、とたんに弱気になること。普段は他人に「論破ァ!」と叫んでいたのに、自分に矢が飛んでくると「いや、ここは感情論だから」と逃げ道を探す。要するに、攻撃は得意でも守備はザル。いわば「詭弁のサッカー選手」、ゴールパフォーマンスは派手でも、ディフェンスは常に穴だらけです。
我々がすべきことは、彼らの派手なパフォーマンスを真剣勝負だと思わないことです。あれは「知のオリンピック」ではなく「言葉のエンタメショー」。むしろ、「またソフィスト芸が始まったぞ」と笑って観察するくらいでちょうどいいのです。
詭弁家たちは短期的には注目を集めるかもしれません。でも信頼を積み上げるのは、相手をバカにするのではなく、問いを深め、わからないことは「わからない」と言える人です。ソクラテスの「無知の知」という態度は、今のネット時代でも最強の護身術です。
結論を言えば――現代のソフィストは古代ギリシャからタイムスリップしてきたのではありません。YouTubeアルゴリズムが生み出した「人工的なソフィスト」です。ですから彼らを見かけたら、真剣に怒るのではなく「おっと、今日もソフィスト芸人のショーが始まったか」と、哲学者の余裕でニヤリと見抜きましょう。
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