第4章:熱力学(4)熱力学の第一法則

こんにちは<Frank>です。

参考図書の今回の単元で出題された例題4(ページ299, 300)で学
んだことは、PV = RT、PV = nRT が基本だということでした(R は
気体定数、PV = nRT が状態方程式)。

物理の法則や定理とどう付き合っていくべきか、少し分かったよう
な気がします。

1.熱力学の第一法則
熱力学の第一法則は、エネルギー保存の法則の一部で、閉じた系で
のエネルギーの変化を表しています。これは次の式で表されます。

Δ𝑈 = 𝑄 − 𝑊

1)Δ𝑈
  内部エネルギーの変化。
2)𝑄
  系に加えられる熱量。
3)𝑊
  系が外部にした仕事。

この法則は、系に供給された熱量 𝑄 が系の内部エネルギーの増加
と外部への仕事に使われることを意味します。

2.熱量
𝑄 熱量とは、熱エネルギーの移動を表す物理量です。物質の温度を
上げたり、状態変化を引き起こしたりするために必要なエネルギー
のことです。単位はジュール (J) で表されます。物質の温度変化
に対する熱量は次の式で計算できます。

𝑄 = 𝑚𝑐Δ𝑇

1)𝑚
  物質の質量。
2)𝑐
  比熱。
3)Δ𝑇
  温度変化。

3.気体のした仕事 𝑊
気体が外部に対して行う仕事 𝑊 は、体積の変化に伴う圧力に基づ
いて決定されます。定圧過程(一定の圧力下での過程)では、気体
のした仕事は次の式で表されます。

𝑊 = 𝑝Δ𝑉

1)𝑝
  圧力。
2)Δ𝑉
  体積変化。

気体が膨張すると外部に仕事をし、体積が減少する場合は外部から
気体に仕事がされることになります。

4.内部エネルギーの増加量 Δ𝑈
内部エネルギーとは、系のすべての微視的な運動エネルギーやポテ
ンシャルエネルギーの合計を指します。気体の内部エネルギーは温
度に依存し、理想気体では、温度の変化に応じて内部エネルギーが
変化します。

単原子分子の場合、内部エネルギーの増加量 Δ𝑈 は温度変化 Δ𝑇 に
比例し、次の式で表されます。

Δ𝑈 =(3/2)・𝑛𝑅Δ𝑇

1)𝑛
  モル数。
2)R
  気体定数。
3)Δ𝑇
  温度変化。

5.定圧モル比熱 𝐶𝑝
定圧モル比熱 𝐶𝑝 とは、気体が一定の圧力のもとで1モルあたり温
度を1度上昇させるために必要な熱量を指します。定圧下では、気
体が温度を上げる際に体積も変化し、外部に対して仕事も行います。

単原子分子理想気体の定圧モル比熱 𝐶𝑝 は次の式で表されます。

𝐶𝑝 = (5/2)・𝑅

・R
 気体定数。

定圧モル比熱は、定容モル比熱 𝐶𝑣 よりも大きく、これには仕事に
費やされるエネルギーが含まれるためです。

冒頭でお話ししました例題4は、解法の流れも良く理解しやすかっ
たです。理系の教科は、積み重ねの学問ですね。

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Frank

■ 兵庫県立神戸商科大学・商経学部経済学科卒。総合商社勤務後、国際ビジネスコンサルタントとして独立。北米・中南米・オセアニア・東南アジア・欧州・アフリカ諸国等での駐在、インターナショナル・マイクロエレクトロニクス・アンド・システムズ国際会議での講演、米国および台湾新竹縣シリコンバレーでの表面実装技術テクニカル・アドバイザー、米国直接投資に関わる国際訴訟問題解決のためのアイスブレーカー、レザービジネスでの貿易顧問、木材輸入業での商談等、数多くのグローバルビジネスの経験を積む。■ ビジネスコンサルティングに従事する傍ら、国連英検(UNATE)特A級・ビジネス英検(BEST)A級・ボランティア通訳検定(V通検)A級・看護英語試験(TOPEC)満点・日商ビジネス英検1級・観光英検1級・全商英検1級・英単語検定(単検)1級・実用英語技能検定(英検®)1級・通訳案内業国家資格を含む英語資格十冠を達成。イーラーニング講座開講後、ズーム・スカイプレッスンとの相乗効果で英検®1級合格者72名、全国通訳案内士国家試験合格者47名、TOEIC®990満点取得者6名やその他英語資格取得者を多数輩出。■《英会話講師への登龍門》として定着した筆者開講の[実践英語の達人クラス]では、プロの英会話講師や大学教授・講師、塾講師も受講。20名以上の上級英会話講師を育成。■ goodbook出版主催の《2008年度出版登龍門》にて短編ラブロマンス小説『離れられなくなっちゃう』がグランプリ(大賞)を受賞、2009年1月商業出版にてデビュー。2012年5月には同じく商業出版にて長編社会派ミステリー小説『謎のルージュ』を出版。現在ペーパー版・Kindle版を合わせ全14作をアマゾンにて好評発売中。■ 趣味はバイクツーリング。メガツアラーの[Suzuki/GSX-1300R Hayabusa]を駆り、全国の海岸線を周遊。孤高の旅を満喫する。

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