英検1級講座(36)~<Keywords>buck~

こんにちは、Frankです。

<英検1級講座|50日間トレーニング>の第36日目の今回から、
[気になるキーワード]を取り上げます。今日は[buck]です。

先ずはThe Japan Times On Sundayの前身、The Japan Times Weekly
(September 21, 2013)のOPINIONに掲載されていたヘッドラインを見て
ください。

――The buck stops nowhere

記事の中身は、東京電力福島第1原発事故をめぐって告訴・告発されていた
東電幹部や旧原子力安全委員会ら政府関係者42名について、東京地検が全員
を不起訴処分とした、というもの。

ではヘッドラインと原発との間にどういう関係があるのか。
実はこれ、キーワードになっているのが[buck]なんです。

この[buck]には「雄ジカ」や「1ドル」、ポーカーでディーラーであることを
示す「バック」など色んな意味がありますが、「責任」という意味もあるんです。

今回ご紹介しているThe buck stops nowhere.の元になっている表現が、アメリカの
第33代大統領のトルーマンが発したThe buck stops here.「責任は私が取る」です。

英検1級の受験者にとっては常識となっている表現[pass the buck]「責任を
転嫁する」をベースに、トルーマンは他の人が責任転嫁をし続けたとしても、
最後は大統領のところでその責任転嫁を止めるという決意を示したもの。

従って、件のヘッドラインは、「原発事故の責任不問」と訳されています。
「責任転嫁はどこにも止まらない」(nowhere「どこにも~ない」)と風刺的
なニュアンスで伝えています。

トルーマンの[The buck stops here.]を知っていれば、ヘッドラインを読んだ
だけでOPINIONの意図をすぐに汲み取れます。

日頃から1つの単語を見たとき、単に単語単位で意味を捉えるのではなく、
コロケーション(連結語)や名言、決まり文句はないか等を調べる時間を
持ってもらいたいものです。

そうすることで、知識の幅が大きく広がります。こうした1つ1つの単語
への思い入れを増やしていくことで、あなたの語彙力は何倍も、何十倍も
アップします。

始めてください、言葉への思い入れ・・・英語を読むあなた作りを。
言葉との出会いが、あなたをより心豊かにしてくれるはずです。

「今日」を読む人は、「未来」を読む――
Complete your weekend with The Japan Times On Sunday.

>ジャパンタイムズオンサンデー

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今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
では次回の投稿をどうぞお楽しみに。

Frank Yoshida

PS1
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PS2
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ご興味のある方は、どうぞご覧になってください。

>金沢百番街


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