国際人養成講座(51)~グローバル人材育成に必要な大学教育~

こんにちは、Frankです。

私の大学時代と言えばうん十年前になりますが(笑)思い出と言えば
英語クラブの活動、友人との旅行、彼女とのデートぐらいですね。

申し訳ないことに、大学の授業の印象は皆目ゼロの状態です。

殆どクラブ活動に明け暮れた大学時代だったので、まともに授業に出
席していない私が印象を語る資格はありませんが、「おもしろくなか
った」ことだけは覚えています。

何が面白くなかったのか。語学の授業を例に挙げれば、英語の授業も
独語の授業も、日本語に訳すことだけに徹していた授業だったからで
す。

さらに、たまたま学生会館の食堂で知り合ったネイティブの先生が私
の英語を聞いて発した言葉が、「チャラチャラしたアメリカ英語を話
すな」だったので、英国系のネイティブのこのコメントが、語学の世
界は狭量だと私に印象付けてしまったからかもしれません。

この経験を踏まえてというと大袈裟ですが、私がオンラインレッスン
で教える実践ビジネス英語や資格講座では語彙力アップのテストを毎
回出題する一方、どのレベルのクラスでも双方向のコミュニケーショ
ン力を鍛えるべく必ずと言っていいほど、生徒さんにディスカッショ
ンの時間を作っています。

ことグローバル人材育成を考えた場合、「グローバル人材育成=語学
教育」と考えるのは早計ですが、訊かれないと答えない、もしくは自
分から発信しないスタイルを貫いているようでは、グローバルはもち
ろんのこと国内でも活躍できる人材にはなりえないでしょう。

仲のいいサークル的な集まりだけに固執するのではなく、自分と価値
観や意見が違う人たちともっと交流をもち、自らの思考の次元を活性
化したり昇華(sublimation)したりすることが大事なのです。

「黙っていても筆記試験の成績が良ければ単位がもらえる」から「話
した、アウトプットした内容を基に単位がもらえる」への方向転換が
必要になります。

先ずは日本語で、それから外国語でのディスカッション、ディベート
へと発展させていきます。

大学1、2年の一般教養過程でしっかりとコミュニケーション能力を
鍛える授業、これを最優先に教授法(pedagogy)を構築すべきです。

真面目一筋の、社会経験のない、理屈だけ一人前の先生が教える授業
が面白いわけがありません。そんな先生では、双方向のコミュニケー
ションの面白さを伝えることはできないでしょう。

元商社マンや現役の国際ビジネスコンサルタントなどが授業をうけも
ち、大学の現場で実践的なコミュニケーション力の大切さや技法を伝
授するのが最優先課題だと思っています。

さらに日本語は元より英語でも、大学間同士でディスカッションやシ
ンポジウムを開催し、アウトプットの機会をもって増やす努力をすべ
きです。

元商社マンや国際ビジネスコンサルタントが語る1つの経験談は、テ
キストに書いてある何百ページの解説よりグローバルマインドへと導
いてくれるはずです。

今後は有名国公立や私立大学という大学帰属意識に依存せず、どの先
生の、どんな授業を受けるかによって、グローバルコンピテンシーに
差が生まれる時代がやってくるでしょう。

大学という組織は消え去り、今後、高校を卒業した人たちは、全国に
展開したオンラインやオフラインの公開講座を選ぶ時代を迎えること
になりそうです

学生以上に教える側に、より厳しい時代がやってきそうです。

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の方や大学の英語の先生、もちろんこれから社会に出る大学生にも参
考になるかと。

企業・大学はグローバル人材をどう育てるか――

今日もオンラインクイズに答えないと気が落ち着かない方は、こちら
でチャレンジなさってください。5分間の学習が、あなたの未来を変
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本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
では次回の講座を楽しみに b^^)

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