こんにちは、<Frank>です。
今日は「創薬(drug discovery)」をテーマに、医療の現場と製薬業界の課題、そして今後の方向性についてお話しします。
「創薬」とは何か?
創薬とは、新しい薬を発見・開発し、人々の病気や症状を治療できるようにするプロセスのことを指します。研究室での基礎研究から始まり、動物実験や臨床試験(治験)を経て、厚生労働省などの規制当局の承認を得て初めて世の中に出回ります。
このプロセスには10年以上の年月と、数百億円から数千億円規模の投資が必要です。つまり「創薬」は、科学的発見だけでなく、社会的・経済的な支えがなければ成り立たない巨大プロジェクトなのです。
新しい薬を作るのが難しい原因は?
現在、製薬会社が新薬を生み出すのはかつてないほど難しくなっています。その背景には大きく3つの理由が考えられます。
(1)コストの問題
臨床試験の規模が年々拡大し、安全性・有効性を証明するために必要な費用は天文学的に膨れ上がっています。一つの新薬を市場に出すまでに平均で2000億円以上かかるといわれ、莫大な資金調達能力を持つ企業しか挑戦できなくなっています。
(2)薬の種類の飽和状態
高血圧、糖尿病、胃潰瘍など、主要な疾患には既に有効な薬が存在しており、まったく新しい治療法を生み出すのは困難です。製薬会社は「ブロックバスター」と呼ばれる大型新薬を狙いますが、ニーズが未充足の分野は限られ、開発の成功率は低下しています。
(3)日本の研究者の創造力不足?
「日本の研究者は創造力に欠けるのでは」と批判されることもありますが、実際には研究者の能力というよりも、研究資金の不足や大学・企業間の連携不足が大きな原因です。欧米に比べて基礎研究に投資する文化が弱いため、革新的なシーズ(新薬候補)が生まれにくい環境にあります。
治療で絶対に必要な薬とは?
医療の現場で「絶対に必要」とされる薬は命に直結する治療薬ですが、一般的には
・抗がん剤
・抗菌薬(重症感染症用)
・インスリン(糖尿病治療)
・ワクチン類
等が社会的必需品と言われ、製薬企業は安定供給の責務を負っています。新しい薬だけでなく、既存の薬を安定して供給することもまた「創薬企業の使命」といえます。
只、私個人としては、<薬>は元々異物であり、人間の体には注入しない方がいいと考えています。
風邪に抗生物質は効かないのになぜ処方されるのか?
一般的な風邪の原因はウイルスですが、抗生物質は細菌にしか効きません。したがって、風邪に抗生物質を使うのは理論的には無意味です。しかし現場で処方される背景には、
・二次感染(細菌感染)を予防するため
・患者が「薬を出してほしい」と希望するため
・医師の説明不足や慣習
といった要素があります。実際には抗生物質の乱用は耐性菌を生み出すリスクがあり、世界的に大きな課題になっています。
製薬会社の生き残り戦略は M&A しかないのか?
巨大化する開発コストに対抗するため、製薬業界では M&A(合併・買収)が加速しています。海外のベンチャー企業や大学発のスタートアップを買収し、新しいシーズを取り込むのは一般的な戦略です。実際、日本企業も海外企業との提携や買収に積極的です。
但し、M&A だけが生き残りの道ではありません。AI 創薬やバイオ医薬品の分野で独自技術を確立すれば、小規模でも大きな存在感を発揮できる可能性があります。
以上のように、創薬は科学・経済・社会が交差する壮大な挑戦です。開発コストや飽和状態といった壁に阻まれつつも、新しい治療を求める患者の声は途絶えることがありません。
これからの製薬会社には、M&A だけでなく AI 技術の活用、大学との連携強化、基礎研究への投資など、多角的な戦略が求められます。創薬は未来を変える希望であるとも言えますが、私自身は<薬>の必要性がない、健康な社会が築かれることを望んでいます。
免責事項!
本記事は一般的な情報をもとにまとめたものであり、特定の製薬会社や医師の方針を代表するものではありません。医療判断や服薬については、必ず医師や薬剤師などの専門家にご相談ください。
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