国際人養成講座(70)~ナポレオン・ヒルの成功法則16:黄金律を使って協力を得ること~

こんにちは、Frankです。

いよいよ今日はナポレオン・ヒルの「成功法則17の原理」
(the 17 principles of the Law of Success)の第16回目。

第16法則:黄金律を使って協力を得ること(Using the Golden Rule to Win Cooperation)

今回参考にさせていただいている書籍(※後述)には「黄金律」とは、
欧米では新約聖書のマタイによる福音書7章12節を指す、とあります。
英文は――

Whatsoever ye would that men do unto you, do you even so unto them.
(Matthew 7:12)「人にしてもらいたいと思うことは何でも、あなた方も
人にしなさい」

人に嫌がられることをしていては、協力は得られない。ならば人に求
められることをすることで、気持ちよく協力が得られる、と。

私の場合、何故か家族以外に今まで「人にしてもらいたい」と思うこ
とが少なかったので、この成功法則について語るのは如何なものかと
正直迷いましたが、商社マン時代の上司と私の関係を紐解いたところ、
「中らずと雖も遠からず」的なところを見つけたので、少しだけお話
することにします。

入社と同時に中南米課に配属になり、ほどよく海外出張も経験した私
でしたが、暫くして上司の課長が独立。それから数年して今度は1年
上の先輩も独立と、上がまったくいなくなりました。気がつけば社運
を左右する一大プロジェクトの先頭に立っていました。

私のミッションは、北米、東南アジア、オセアニア、欧州、アフリカ
と飛び回り、某商品の「市場性」(marketability)や「採算性の調
査」(feasibility study)でした。

海外からの報告はすべて、直属の上司になった専務に行い、帰国後関
連メーカーとの商談も私が一手に引き受けました。

実はこのプロジェクトの権限移譲(transfer of power)には、件の
「黄金律」が背景にあったのです。それはプロジェクトリーダーとし
て選ばれる前に専務から言われた一言が、それを物語ってくれていま
す。

――幹部会議は、君の予算案や出張報告書の話でもちきりだよ。

専務は、幹部が必要とする書類をきっちりと纏めてくる私のパーフォ
ーマンスにかなり感心したようで、部下の私は自慢の種だとも付け加
えてくれました。

上司からの協力や是認は、日頃の上司へのサポートがあってこそ得ら
れるもの。当時の私は二十代後半の若僧でしたが、それ故、私として
は専務が求める以上のものを提供するように工夫し、努力もしたのは
言うまでもありません。

ほぼ世界一周の出張を終えた後、メーカーを凱旋。取引先の一社から
は、営業課長として迎え入れたいと、好待遇のヘッドハントの話まで
いただくというおまけまで貰いました。

私が仕えた専務は、鬼のように厳しい人でした。報告書の印影が歪ん
でいるだけで、どやされたものです。

当時は「細かいこと言うなよ」と不貞腐れもしましたが、よくよく考
えてみると、自分が真剣に報告書を書いていたら、いい加減なハンコ
の押し方なんて到底できるものではないと。見てもらう上司に失礼極
まりないですから。

この講座を認(したた)めながら、今一度「黄金律」の大切さを噛み
しめている私です。

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本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
では次回の講座を楽しみに b^^)

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