英語学習の心得(50)~心と心のコミュニケーション~

こんにちは、Frankです。

最近「海外に行ってきました」という生徒さんが増えてきました。と
ってもいい傾向だと思います。だって閉じこもっていたら、人間が小
さくなっちゃいますからね。

有給休暇を取って東南アジアや北米、オセアニア、欧州等へ観光に。
でもいつも楽しいことばかりとは限りません。こんな話を聞きました。

ロシアに行った生徒さんが夜に現地のバーに入ろうとしたところ「だ
めだ!」と入店を断られたそうです。傍にいた英語を話すロシア人に
訊くと<外国人お断りバー>というわけではなく、単に経営者が日本
人嫌いだったようです。

「すまないなあ」と申し訳なさそうに英語で言葉をかけてくれたロシ
ア人。そんな彼が傍にいただけでも、生徒さんにとってはまだ救いだ
ったかもしれません。

旅すると色んなことがあります。文化の違いや物の考え方の違いなど、
数え上げれば切りがありません。でも商社マン時代、私が色々旅して
感じたことは、やはりコミュニケーション能力の大切さ
でした。

アメリカはフロリダ州のマイアミ。北西部のハイアリア市にはヒスパ
ニック系の人種がたくさん住んでいます。自然とスペイン語での会話
が飛び交います。

中米カリブ海への旅行の途上、マイアミで数日過ごしたことがありま
すが、スペイン語が話せるお蔭で色々と得しちゃいました。

――タクシーの運転手との楽しい会話で格安運賃で乗っけてくれた
――ホテルのレストランでもウェイターやシェフとの会話が弾み、
  フルーツやドリンクをサービスでつけてくれた

ステレオタイプイメージかもしれませんが、日本人の旅行者というと
どうも “お上りさん” 的で、キョロキョロ回りを見回している観光客か
「タクシーメーターが回っていないよ」と生真面目にタクシーの運転
手にクレームをつけるビジネスマンのイメージがあります。

私はこうした人たちのことを馬鹿にしているのではなく「大切なこと
を忘れていませんか?」とひとこと言いたいのです。それはコミュニ
ケーション能力。

必ずしも難しい単語や表現をたくさん知っているという意味ではなく
たとえブロークンでもコミュニケーションを楽しむという姿勢のこと
です。

海外に出たらいつも観光地を見て回るだけでなく、出来るだけ多くの
人とコミュニケーションをとり、楽しんでください。

――¡Qué tenga buena suerte!(Good luck to you!)

※[発音]ケ・テンガ・ブエナ・スエルテ。スペイン語です。

だいぶ前のことですが、かつてNHKテレビの「スペイン語講座」の
講師を務め、神戸市外国語大学の元学長でもあった東谷穎人(ひがし
たにひでひと)氏と知り合う機会があり、ご自宅にお邪魔したことが
ありました。

東谷氏のみならずご自宅もスペイン情緒がいっぱい漂った雰囲気で、
奥様も交え、楽しく歓談させていただきました。東谷氏の美しくも、
それでいて洗練されたスペイン語に魅了され、スペイン語学習への意
欲が駆り立てられたのを覚えています。

ブログの読者さんの中にも、スペイン語に興味を持っている方がおら
れたら嬉しいです。スペイン語は、私の記憶が正しければ確か中南米
を中心に世界21か国で話されているとか。

英語とスペイン語の二か国語が話せると、かなり世界が広がります。
興味のある方は、是非、スペイン語に触れていただきたいです。

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本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
では次回の講座を楽しみに b^^)

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