色彩を持たないキャラクターをつくると

こんにちは、Frankです。

最近、ある系統の小説にハマっています。今は「おもしろい!」のひと言と
言っておきましょう。将来、アマゾンのキンドルで、この系統の私小説を
リリースしようと画策している私です。その時は、是非、買ってくださいね。

「えっ、Frankは、こんな小説も書くの!」と驚いてもらえたら嬉しいです。

と、私をここまで駆り立ててくれたのは、あの『色彩を持たない多崎つくると、
彼の巡礼の年』を上梓した作家さんのお蔭です。

私が読んだ小説や書き下ろしの中で、これほど「は~!?」と思った作品はなかった
ので、途中で読むのを止めました。この本を最後まで読む人がたくさんおられる
ようですが、ある意味、その忍耐力に脱帽です。

商社マン、国際ビジネスコンサルタントとして、この世の中の泥臭い世界をいっぱい
見てきた私からしたら、否、そんな世界が好きであるが故にそうなのかもしれませんが、
彼の空想と閉塞感のある作品には・・・疲れました。

空想を弄んでいるというか、暗いというか、リアリティーが全くないし、万が一作品に
あるような人物がいたとしても、そんな人間と友達になりたくないし。・・・それに、
読んでいてもエンタテイメント性がないし。

とまあ、色彩を持たないキャラクターをつくると、これほどまで読者を疲れさせる
のか。いや、大変勉強になりました。

西洋人は兎角、日本人のことをInscrutable, Incomprehensible(理解できない)
人種だと言うようですが、件のような弄び作品がミリオンセラーなんかで売れている
からなんですかね。

そう考えると日本は平和な国だなあ、と。私はもっと現実を直視する方が好きです。

冒頭、「おもしろい!」のひと言といった系統の小説。人間の泥臭さが詰まった
ジャンルです。リリースできる日を夢見ています。・・・色彩を持たない日本人に
なってほしくないが故に。

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There is no such thing as a moral or an immoral book.
Books are well written or badly written.

道徳的、非道徳的な本などというものはない。
本というのは傑作か駄作かのどちらかだ。

――オスカー・ワイルド(イギリスの劇作家・小説家)

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

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(了)

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