私の生い立ち

こんにちは、国際人養成ブロガーのFrankです。

生徒さんやブログの読者さんから「どんな大学入試だったんですか?」
とよく訊かれるので、今日はざっくばらんにお話ししようと思います。

▶ 大学入試

私の時代、入試制度として国公立Ⅰ期校・Ⅱ期校というのがあって、私が運よく
まぐれで合格できた兵庫県立神戸商科大学は、旧七帝大(旧七帝国大学[北海道
大学・東北大学・東京大学・名古屋大学・京都大学・大阪大学・九州大学])や
東京工業大学、一橋大学と試験日が同じⅠ期校の難関校
でした。

当時「神戸商大に行っています」って言ったら親戚から「お~すごい!」と褒め
られはしましたが、正直なところ実力が伴っていない自分に葛藤がありました。

入試の難易度が旧七帝大の北海道大学(北大)や九州大学(九大)を凌駕するレ
ベルであったからかどうか分かりませんが、入学後、「うちの大学は、神戸大の
経済学部と一線を画する」と唸る教授と接することも多く、授業に出席するたび
に、経済専門の単科大学で教鞭をとっている矜持なるものを幾度となく彼らに感
じたものです。

今は兵庫県立大学に統合され校風も様変わり。ふんわりとした、イフェミネット
(女性的)なイメージになったようです。学生のほとんどが男子生徒だった男臭
さを謳歌した当時のバンカラ校風の神戸商科大学を懐かしく思います。

そういえば今でも覚えていますが、合格発表後、新聞に掲載された国公立大学の
合格者名の欄に自分の名前を見つけたときは、何度も復唱し、確認している自分
がいました。

受験勉強の学習環境は良くなかったです。もちろん家にクーラーはなく、夏は汗
びっしょりになりながら、水の入った洗面器に足を浸け涼をとっていました。頭
は氷で冷やしたタオルを巻き、睡魔と闘う日々。

六畳一間をカーテンで二つに仕切り、半分は私の勉強部屋、もう半分はOLだっ
た姉の寝室に。両親と子供3人の5人家族には、子供を学習塾や予備校に行かせ
る金銭的余裕はありませんでした。

姉も嬉しかったのでしょう。合格後、私が大学の授業料を払いにいくとき姉も一
緒に行きたいと。私が通う大学を見たいと言ってきました。大学に着き、いざ事
務局で支払う段になると、姉がキョトンという顔をしました。

「どうしたん?」と私が尋ねると、姉は「あれ? 一年分払えへんの?」と訊く
ではありませんか。「これ一年分やけど」と答えると、姉は目を丸くしました。
授業料の安さに驚愕したのです。今なら月額の授業料と誤解されるような超お得
な国公立大学の授業料
でした。

こうして大学入試当時を振り返ってみると、私自身大学のレベルに見合った頭脳
明晰な学生ではなかったけれど、受験勉強で培った「粘り強さ」だけは少しは身
に着いたのかなあと思っています。

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