こんにちは、Frankです。
拙作の超掌編ちょっぴり甘酸っぱいアンソロジー『幸せのかたち』の
梗概と立ち読みをご紹介します。ご一読いただければ幸いです。
【梗概】
記念すべき『ちょっぴり甘酢っぱいアンソロジー』の第1作目は、筆
者の高校時代の思い出を語る随筆です。当時、先生が授業で語ってく
れた言葉が、その後の筆者の人生の礎になりました。琴線に触れたそ
の言葉とは――。総文字数約1,673字の超掌編のエッセイ。あなたの人
生の指針になれば幸いです。
【立ち読み】
今から四十数年前、高校二年生の一学期のこと。
英語を教えるN先生の右手が、いや厳密に言うと人差し指と親指の
先端が、スーッと先生の鼻の穴に綺麗に入った。
「――ということだ。分かったか」
そう言うときの先生は、いつも鼻毛を抜く。
当時、学習意欲を失くしていた僕は、先生のそんな仕草を見るのだ
けが唯一楽しみだった。
高校一年生の時は、敢えて勉強をしなくても授業についていけた。
ところが二年生になってからは学習内容がめっきり難しくなり、殆ど
ギブアップの状態だった。更にその頃芽生えた恋愛感情も、僕の勉強
意欲を阻害した。
いちばん後ろに座っていた僕は、右斜め前の、血液型B型でマイペ
ースのR子に仄かな恋心を抱き、授業中ずーと彼女を眺めていたから
だ。
そんな或る日、いつもつまらない冗談ばっかり飛ばしているN先生
が、授業でこんなことを言った。
「いいか。・・・」
(つづく)
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