《全国通訳案内士》「英語」の「仕事」で活かす外連味

こんにちは、国際人養成ブロガーのFrankです。

初っ端から質問ですが、表題の「外連味」という言葉を知っていましたか?
読みは「けれんみ」。映画やその他芸術作品などでよく使われる言葉で「こ
の作品には外連味がある」と言ったりします。

元は「ごまかし」や「はったり」を意味しますがアーティスティックな分野
では「凄み」や「醍醐味」という意味に。

どうしてこの「外連味」という言葉を取り上げたかというと、この世の中理
屈や正確性だけで物事を発信しても、読者や視聴者の琴線に触れない、即ち
心に響かない、なんてことがあるからです。

理系の人すべてに言えるわけではありませんが、平均して彼らの話は面白く
ない。理屈っぽく語ることが悪いと言っているのではありませんよ。状況に
よっては整合性のない、わけの分からない凄さが「説得力」を生み出したり
する、と言いたいのです。

理詰めで上司や先輩に説き伏せようとしても煙たがられますが、「なんじゃ
そりゃ!?」と突飛押しもない提案が、意外や意外「凄み」や「醍醐味」を生
み、「説得力」に繋がったりするものです。

元プロ野球監督の野村克也さんの言葉に「直球は慎重に、変化球は大胆に」
という名言があります。外連味とは、まさしくこの“中途半端でない大胆な
変化球”のことではないでしょうか。

私の講座を読んで時として「何だ、こりゃ!?」と驚くこともあるかと思いま
すが、これも「外連味への挑戦」だと思って、温かく見守っていただければ
幸いです。

カリスマ性も、実はそういうところにあるような気がします。

今回は、英検®1級レベルの受験者も受ける全国通訳案内士試験に相応しい、
高レベルの語彙力を問う<英語問題>にチャレンジしましょう。

5問中3問以上の正解で合格です。英検®1級取得済みの方は、英検®1級
語彙の復習レベルですので、満点を取って当たり前と思ってください。

▶《全国通訳案内士》「英語」の「仕事」で活かす外連味
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各々の単語を適切な箇所に埋めなさい。

[(A) conundrum (B) doldrums (C) mire (D) ordeal (E) predicament]
1. If everyone had followed the rules, we would not be in this ( ).
2. Children will not longer have to go through the ( ) of giving evidence
in court.
3. After years in the ( ), the market is finally picking up.
4. I don’t understand why she is dragging his name through the ( ).
5. ( ) is a question asked as a trick that is answered by using words
in a surprising way.
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よく似た意味の単語が並んでいるので難しいですが、空欄の前の前置詞や
含意(connotation)を考えれば難問ではありません。では正解と解説です。

▶《全国通訳案内士》「英語」の「仕事」で活かす外連味
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各々の単語を適切な箇所に埋めなさい。

[(A) conundrum (B) doldrums (C) mire (D) ordeal (E) predicament]
1. If everyone had followed the rules, we would not be in this (E).
2. Children will not longer have to go through the (D) of giving evidence
in court.
3. After years in the (B), the market is finally picking up.
4. I don’t understand why she is dragging his name through the (C).
5. (A) is a question asked as a trick that is answered by using words
in a surprising way.

【正解】※問題文の括弧の中を参照。
【解説】
1.「その時、皆が規則に従っていれば」と条件節では仮定法過去完了ですが、
 帰結節で「現在の事実の反対」を表す「過去形助動詞+原形不定詞」になり、
 「今ごろ、こんな苦境にいることもないだろう」と後悔の念を表しています。
 be in this predicamentで「このような苦境にいる」。
2. go through the ordealで「厳しい試練を経験する」。
3. in the doldrumsで「不況で、沈滞状態で」。
4. drag one’s name through the mire = to say or write things
 that will harm someone’s reputation。drag someone through
 the mireで「(人)の顔に泥を塗る、(人)の名を汚す」です。
5. conundrumは「なぞなぞ、難しい問題」。
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今更ながらですが、「あっちゃ~、基本文法が分かっていない (T_T)」と思っ
たら、早速、文法の復習をしておきましょう。上記の1.の説明は『ロイヤル
英文法』のP552に書いてあります^^)♪

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お疲れ様でした。今日も素敵な一日をお過ごしください。

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