諜報機関のエージェントの様だった商社マン時代

こんにちは、Frankです。

先ずは次の文章を読んでください。

need yr help.
cant go 2 sallys
cuz my car BD.
pls pick me up
@pk st on yr
way. thx. CUL

実はこれ、携帯メールで使われている省略文なんです。

昔、私が商社に勤めていた頃、テレックスという送受信器があって、
特にメッセージを発信するときに、こうした略語を使っていました。

ホテルにメッセージを送るときは盗み読みされるリスクがあるので、
シンプルな略語ではなく暗号もよく使いました。商社マンのときは、
さながら諜報機関のエージェントのようでした。

上記のような略語はほんの序の口で、公開できないような極秘事項
はすべて暗号化して送受信していました。

参考までに上のメールは省略表記なしで書くと、下記のようになり
ます:

I need your help. I can’t go to Sally’s because my car broke down.
Please pick me up at Park Street on your way. Thanks. See you later.

これはカジュアルな内容ですが、ビジネス文書、特に出国やバイヤ
ー訪問指示などを本社から受け取ると、乱数表で解読したものです。

商社マンとしての矜持は、海外を飛び回っていることだけではなく、
こうしたエージェント的な任務によっても育成されたような気がし
ます。

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