こんにちは<Frank>です。
『ミステリ・オールスターズ|本格ミステリ作家クラブ=編』(角川文庫)に収められた『完全無欠の密室への助走』(早見江堂著)の読後感想です。ネタバレ注意です。
夕飯の買い物から帰ってきたママとと僕は帰宅後、パパの縊死を発見する。警察は解剖もせず首つり〇〇と断定。「売れもしないミステリ小説を書くしか能がない」パパと「以前は証券会社の正社員だったが今はスーパーマーケットのレジ係」のママの両親を持つ僕は、パパの首つり〇〇に疑問を抱く。
ほどなくパパの5千万円の生命保険がおり、半年ほどしてママが男一人を連れて来る。この男は、どうもママとは昨日今日知り合った仲ではなさそうだと僕は確信する。
売れないミステリ小説を書き、密室のトリックを考えることに余念がなかったパパは、自らのトリックで墓穴を掘ってしまったのか、それとも苦しい生活を余儀なくされた家族を不憫に思い、事故死を装って家族に保険金を遺したのか。
「いつか必ずパパの仇(かたき)をとってやる」と、ラストで真犯人を探すと意気込みを語った僕が見据えたターゲットはママなのか、それともパパの死後ママが迎え入れた男なのか――。考えさせる、興味深いエンディングでした。
只、私のように想像力に欠ける人間には、今回登場したトリックの可視化が難しく、もう少し分かりやすいシンプルな説明が欲しかったところです。
興味のある方はご一読ください。拙作の長編社会派ミステリー小説『謎のルージュ』も併せてお読みいただけると嬉しいです。
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