ビジネス英語の決まり文句を制覇する(40)~即戦力をつけるには~

こんにちは、Frankです。

「即戦力のある」は英語で industry-ready。「即戦力のある中途採用社
員」なら industry-ready mid-career employees ですね。

ではビジネス英語を学ぶ上で「即戦力」(adaptable fighting potential)
をつけるにはどうしたらいいのでしょうか。ある程度想像がつくと思
いますが、即戦力をつけるにはやはり[「英語力」+「実務経験」]
が大きくものを言います

基礎的な英会話力(サバイバルイングリッシュ)と業界用語(Industri-
al jargon)を極めたビジネス英語、それに実際の業務に携わる実務経験
を身に着けていなければなりません。

1つ例を挙げるなら、私事で恐縮ですが、商社を辞めてコンサルタン
ト業を始める前、大阪にある基板の実装技術関連メーカーの貿易主任
をしていた時期がありました。商社時代の元上司の紹介で半ばヘッド
ハンティングの形で、貿易部を立ち上げることになりました。

肩書きは<貿易主任>でしたが、最初から国内営業との連携や海外の
日系企業への輸出促進というミッションをまっとうしなければなりま
せんでした。

数年後、貿易業務は起動に乗り出し、興味を失った私は「役目は終え
た」と自分からその会社を去りました。私が今回お話ししたかったの
は、その会社が私と雇用契約を結んだ理由です。

出社の初日のこと。事務所に入るなり社長から言われたのは「吉田君。
できるだけ早く彼から仕事を引き継いでください」。

社長の傍にいた前任者と思しき男性が、私にファイルを見せ「ここま
でやりました」と、貿易業務をスタートするために彼がした段取りを
説明してくれました。

彼は米国に数年在住した経験のある帰国子女(Returnee)でした。冗
談ぽくですが、彼と話した会話から、それなりに英語は上手かったと
思います。

しかし、です。社長が首のすげ替えを行ったのには、やはり訳があり
ました。それは彼が “英語が話せる”――それだけの人間だったから
です。

貿易の業務経験なし、もちろん商談経験もない。「英語が上手けりゃ
ビジネスができる」と思われて彼が雇われたのかどうか分かりません
が、貿易に携わった人ならすぐにわかりますよね。

少なくとも5年以上の実務経験がなければ、貿易部の立ち上げなんて
できません。真実がどうであれ、これは明らかに雇用側のミスではな
かったかと思います。

新入社員の場合は別として、中途採用の立場で「即戦力」として海外
業務をやる商社やメーカーに雇われたいなら、前述したように[「英
語力」+「実務経験」]は最低備えておくべき条件
になります。

「上司から言われるまで仕事ができない」ようでは「即戦力」とは言
えません。

自らビジネスを引っ張っていくイニシアティブとコンピテンシーが必
要になる。言い換えれば、日頃から「自ら海外出張を申し出る」ぐら
いの「気概」がないと「即戦力のある人材」にはなりえないでしょう。

近い将来、転職を視野に入れている人は、是非、肝に銘じておいても
らいたいものです。

そこで「即戦力」となるビジネス英語のオススメ本を紹介しておきま
す。私のビジネス英語クラスでも使った実績のある書籍です。

プレゼンテーションの項目にかなりページを使っていることからも、
実践向き、即戦力向きの書といえます。海外業務を始める方や国際要
員として嘱望されている人には手にとっていただきたい一冊です。携
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本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
では次回の講座を楽しみに b^^)

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