こんにちは、Frankです。
今日は英会話学習の中の「聞き流し」についてお話しましょう。
先ず知りたいのが効果ですよね。私の答えは、「ゼロではあり
ませんが、グッと伸ばすには無理がある」です。
意味も分からないのに闇雲に聞き流していても“使える英語”に
ならないから、電気代も無駄。
なのですが、これは英語学習の初心者に当てはまることで、
中上級者の場合には、「英語の音を残す」「英語の回路を維持
する」という意味では多少の効果はあると思っています。
中上級者の場合、「ながらリスニング」でもナレーション
やパラフレーズした文章で聞き慣れたことが出てきたら、
無意識のうちに頭の中で「（・・・あっ、そうそう、こう
いう状況は、確か英語で・・・）」と考え、自分が学習した
単語を引き出そうとするわけです。
例えば：
Well, it’s a kind of, you know, a passage with only one outlet,
as a street closed, at one end; a blind alley; hence, a trap.
これを初級者が聞いた場合、万が一「パッセージ」「アリー」の音が
聞き流しで聞き取れたとしても、文章としても意味合いが分からない
から、折角音を聴いても頭に残っていかないですね。
ところが中上級者の場合は、「聞きながら」でもサクッとイメージが
湧き、頭の中で「これ、“袋小路”のこと言ってるな」と瞬時に理解
でき、運が良ければ「袋小路」を意味する cul-de-sac という単語も
頭に出てきます。
即ち、中上級者になると、聞き流しでも聴いた音を残していける
箪笥や引き出しが頭の中にあるので、ちゃんと整理できるのです。
初級者の方は、中上級者のようにアクティブ・リスニングに変えら
れるようになるまでは、５分という短い時間でもいいので、しっかり
聴きシャドーイングをし、意味をとる作業を積み重ねていってください。
こうした努力が、引いては自分へのアセット（資産）となります。
ジャンルを問わないでリスニングができるようになれば、聞き流しで
“…went belly up…” と聞こえただけでも、「ビジネスの話題だな」と
理解できるようになります。go belly upは、go bankrupt「倒産する」
の婉曲表現です。因みに、go under, go bust も「倒産する」です。
まとめると：
初級者は、ディープリスニングを。中上級者は、じっくり聴く時間が
なかったらシャローリスニングでもOKですが、馴染みのある単語が
出てきたら、暫くディープリスニングをして、使われ方を意識して
みることをオススメします。
余談ですが、女性は聞いたことをよく覚えていますよね。これって、
自己防衛本能なのか、地獄耳なのか・・・女性の方がリスニング力
があるのは、何となく頷けますね。
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┃☆┃一発必中クイズ (2)／Success on the First Try
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以下の問題を解答するに当たっては、「答えが間違ったら、問題文と
解答を最低10回読む」ことを約束できる人だけが解答してください。
【問題】
「元気に一日を過ごしてください」= Don’t let anything
[(A) reek (B) rein (C) rogue (D) ruin] your day!
【正解】>こちら
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今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
では次回の講座をどうぞお楽しみに。
Frank Yoshida
PS
リスニングもストレスになるようでは逆効果。全てはバランスです。
ウォーキングの時もある日は英語のリスニング、別の日はセラピーと
精神を安定させるセロトニン活性を促しましょう。
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