グローバルコンピテンス養成講座(92)~品があると思った英語表現が実は~

こんにちは、Frankです。

丁寧な表現や品のある表現は日本語だけだと思っている人がいるようで
すが、実は程度の差はあれ英語にもその種の英語はあります。

只、洋画の好きな人が耳にする英語表現の殆どが俗語。ご存知映画『ダ
イ・ハード』にもその種の表現が飛び交います。

機内での場面、TVレポーターがキャビンアテンダントの指示を無視し
てトイレに駆け込みます。ルールを守らないそんなTVレポーターに向
かって、キャビンアテンダントが思わず、”Moron!”(間抜け!)と呼
び捨てます。

爽快で面白い場面なのですが、この表現はJerkやRetarded、Imbecile
と同様かなりきつい表現で、日本人は使わないことをオススメします。

「間抜けは間抜けだ」と、こういう表現ばかり憶えて、さも英語がわか
った気になってはいけません。英語にも丁寧な表現があることを忘れな
いように。

この「間抜けな」にも婉曲表現(euphemism)があって、より品のある
遠まわしな表現がしたければ――

He is a little on the slow side.(彼はちょっと鈍い)と言えるし、
一般的にはstupidが普通の表現です。

纏めると、「間抜けな」も映画の表現をそのまま使わないで、敢えて言
いたくなっても、友人同士で、それもできるだけ上品な表現を使うよう
にしましょう。

* 品がある(↑):be on the slow side
* 一般的 (→):stupid
* 品がない(↓):idiot, imbecile, jerk, moron, retardedなど

最後に、日本人が誤って理解しているpleaseの使い方について述べて
おきます。

何でもpleaseをつければ丁寧になると思っている人がいますがそれは間
違いで、逆にPleaseを前につけない方が自然に聞こえることがあります。
例えば次の表現です――

「ゴミを捨てておいて」
1. Please throw away garbage.
2. Throw away garbage.

何となくPleaseを前につけた1.の方が丁寧で品のある表現のように見え
ますが、あまり重要でもないことを頼むときにPleaseを使うと「捨てて
おいてよ、わかった?」とか「何度言ったらわかるの、早く捨てておい
てよ」と押し付けがましくなることがあるので要注意です。

話し方のピッチにもよりますが、心からお願いしますという気持ちがあ
れば、PleaseがないThrow away garbage.の方が自然に聞こえます。

Pleaseの使い方、気をつけましょうね。

これぞアメリカ英語という表現を聞きたければ、先程ご紹介したアク
ション映画『ダイ・ハード』を視聴されては如何でしょう。

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本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
では次回の講座を楽しみに b^^)

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