スペイン語検定試験対策(2)1.文法問題~名詞~

こんにちは<Frank>です。

今日は学習項目に入る前に、私がスペイン語を学習するきっかけにな
った出来事について少しお話しをしようと思います。しばらくお付き
合いください。

既に私のプロフィールをご覧になった方もおられると思いますが、私
は大学卒業後商社に入社しました。新入社員として海外営業派遣要員
3名のうちの一人として選ばれ、1名はフランス語が堪能ということ
でフランス語圏に配属され、残り2人のうち英語が話せる私は当然の
ことながら英語圏に配属されるものとばかり思っていました。

ところが、です。配属になったのがなんと中南米課。当時は「え!?」
となりました。今からスペイン語を勉強しろ、と――。

実はもう1名の派遣要員は体育会系で英語がさほど得意ではなく、会
社も「彼も英語なら少しは大学でかじっていただろうから、しばらく
経てば何とか商談ができるレベルになるだろう」と彼が欧米課に配属
になったのでした。

会社としても、英語がままならない彼に新しくスペイン語を学習させ
るのは無理だろうと思ったかもしれません。・・・という訳で私にと
って新言語のスペイン語にチャレンジする羽目になったのです。

こうした経緯があってスペイン語を学習することになった私。取り敢
えずは名詞を片っ端から憶えていった記憶があります。

第2回目の今日は私のスペイン語学習の取っ掛かりとなった名詞を取
り扱います。男性名詞と女性名詞、数の変化を纏めておきますので、
参考になさってください。

■ 男性名詞と女性名詞

スペイン語の名詞には、性(男性・女性)と数(単数・複数)による
変化があります。以下に、性、数、及び単数・複数形の規則について
まとめておきます。

1.一般的な規則
1)多くの男性名詞は「-o」で終わります(例:libro, chico)。
2)多くの女性名詞は「-a」で終わります(例:casa, chica)。

2.例外と特定の語尾
1)「-e」や他の母音で終わる名詞には決まった性別がないので、覚える必要があります(例:clase(女性), coche(男性))。
2)「-ión」、「-dad」、「-tad」、「-tud」、「-umbre」、「-ie」で終わる名詞は通常女性(例:nación, ciudad)。
3)「-ma」、「-ta」、「-pa」で終わるギリシャ由来の名詞は男性(例:problema, poeta, mapa)。

3.人を表す名詞
性別に応じて形が変わる(例:niño/niña, profesor/profesora)。

■ 数(単数・複数)

名詞の数の決定は下記の規則を参照してください。

1.一般的な規則
1)単数名詞の語尾に「-s」を追加(例:libro「本」 → libros, casa「家」 → casas)。
2)子音で終わる単数名詞には「-es」を追加(例:flor「花」 → flores)。

2.特殊な場合
1)母音にアクセントがある名詞は「-es」を追加(例:rubí → rubíes)。
2)「z」で終わる名詞は「z」を「c」に変え、「-es」を追加(例:lápiz「鉛筆」 → lápices)。

説明だけ読んでいるとややこしそうですが、会話と同じで何度も読ん
でいると頭に入ってきます。焦らず、ゆっくりと憶えましょう。

次回をお楽しみに。

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