国際人養成講座(44)~プロのプロたる所以~

こんにちは、Frankです。

今回は、私の姉妹ブログ[実践商売の達人]でも取り上げた
トピック「プロ」について少しお話しをします。

近藤史恵さんの作品に、『レミング』という小説があります。
『Story Seller(2)』 (新潮文庫)に1編が収められています。

解説にもある通り、自転車ロードレーサーの心の内面を淡々
と描写しながら、生きざまを浮き彫りにしています。

感情のたかぶりやドラマチックな展開を抑制した控えめな作
風で、その謙虚な語り口調が好きです。

――世の中にはざっくりと分けて二種類の王がいる。
 民主主義の王と暴君だ。

そして、他人に無関心な王というのは存在しえるのだろうか、
と続きます。ロードレースのチームに照らし合わせれば、こ
の王とは「エース」のことだと分かります。

前作で暴君として君臨していた久米がチーム・オッジを去り、
一匹狼の石尾がチームの単独エースになる。

横柄に振る舞うタイプではない石尾がエースになったことで、
チームメイトたちはホッとしますが、時間が経つにつれチー
ムに微妙な空気が漂い始めます。

石尾は何事にも無関心すぎるのです。

そして迎えた二度のロードレースで、エースの筈の石尾が二
度も失速し、棄権します。そこに仕掛けられた罠とは。

「アマチュアならともかく、完走こそが美しいという発想は
プロの世界にはない」「一流選手は、どのレースに自分のピ
ークを持ってくるのかを戦略的に考えて行動する」等、所々
に発せられるリーダー「俺」の思いが、プロフェッショナリ
ズムとは何ぞやという問いかけを読者に投げかけてきます。

グローバルビジネスにも当て嵌まる、「戦略」の大切さ。

只、ダラダラと走り続けていても駄目。自己ブランドを確立
し、信頼をベースに最善のタイミングでお客さんに買ってい
ただく。

そうした確固とした設計図を持たなければ「ながら国際人」
ではビジネスは構築できないのです。勝負時を知ることが
できるのも、日頃の努力があってこそ。

仕掛けられるマネタイズのタイミング。それは誰も教えてく
れません。自らの努力と磨かれたセンスで勝ち取っていかな
ければならないのです。

それこそが、プロのプロたる所以。マニュアルのない世界で
戦える実力が、一流の国際人としての証かもしれません。

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本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
では次回の講座を楽しみに b^^)

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