こんにちは<Frank>です。
短編集の巻末にある、薀蓄のある書評を引用しながら、感想を述べ
させていただきます。
◆
熟成した横山秀夫氏とは違った、私にとってはナイーブな作品のよ
うに映りました。
<言葉の便秘>と言えばいいのか、適切な言葉が浮かびませんが、
ところどころにそんなイメージを浮かべてしまいます。
「な、なんだよ」
「お兄ちゃん、あの人、キリスト」
「あぁ、なんとなく察してた。特徴あるし。ひげとか髪型が」
「キャラたってるよね」
「うん。大事なことだよな」
「神さまってとてもこわいと思わない、お兄ちゃん?」
主人公のお兄ちゃんと、国道をはさんで向かい側の家に住んでいる
デブ女になった幼馴染の少女、紗沙羅(しゃさら)との会話です。
淡々としたこうした会話が、中学生の紗沙羅とは思えない形で時折、
登場します。紗沙羅は本当に中学生?
私の想像基準値には当て嵌まらない物言いがどうも馴染まなかった
のですが、クライマックスを迎え、紗沙羅の大食漢の理由が解き明
かされます。
「なにが憎い。誰が」
「・・・おとうさん」
紗沙羅はそれ以上は言わなかった。
私にはリアリティーが見えなかった作品でした。泥臭い人生を歩ん
できた私には理解できない世界なんでしょうね。
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