スペイン語検定試験対策（160）１級・２級・３級（52）「文と文をつなぐ」～する限り

こんにちは＜Frank＞です。

米の価格がバカみたいに高くなっていますね。5kg で 4000円超え、
って誰が買うんですか？　私なら消費税込みで1200円だったら買
います。

政府はマーケットに任せずに、再販売価格制度のように、小売販売
価格を、例えば1200円／5kg のように設定して、それ以上の価格で
売る場合は罰金にすればよくないですか。最悪機能しなければ＜不
買運動＞をしましょう。正直、バカバカしくて米を買う気すらおき
ません。

というわけで、今日は米の話題です。早速１級・２級・３級の和文
西訳問題にチャレンジしましょう。

［スペイン語検定試験対策（160）「無人称表現」（52）］
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「このまま米の価格が高騰するなら、日本国民は米の不買運動をす
ることになるでしょう」

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いつものようにすぐに正解を見ずに、先ずは自分で解答しましょう、
模範訳を確認した後、声に出して読み、暗記しましょう。逐次・同
時通訳の練習になりますよ。

では模範訳をチェックしましょう。

［スペイン語検定試験対策（160）｜模範訳］
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【問題】
「このまま米の価格が高騰するなら、日本国民は米の不買運動をす
ることになるでしょう」

【模範訳】
Siempre que el precio del arroz siga aumentando, los ciudadanos
japoneses iniciarán un boicot contra el arroz.

【解説】
１．Siempre que el precio del arroz siga aumentando
　　１）Siempre que: 接続詞で「～する限り」「もし～なら」とい
　　　　う条件を表します。この場合、接続法（subjuntivo）が使
　　　　われます。
　　２）el precio del arroz: 「米の価格」を意味する名詞句。定冠
　　　　詞 el が使われています。
　　３）siga aumentando: 動詞 siga（動詞 seguir の接続法現在形）
　　　　＋現在分詞 aumentando（増加する）で「増加し続ける」
　　　　という意味を表します。接続法は「条件」や「仮定」を示
　　　　すために使われています。
２．los ciudadanos japoneses iniciarán un boicot contra el arroz
　　１）los ciudadanos japoneses: 「日本国民」を意味する名詞句。
　　　　複数形の男性名詞で、形容詞 japoneses が一致しています。
　　２）iniciarán: 動詞 iniciar（始める）の未来形で、「開始するだ
　　　　ろう」というニュアンスを表します。未来形は条件節に対
　　　　する結果を表現しています。
　　３）un boicot: 「不買運動」を意味する名詞。不定冠詞 un が一
　　　　般的な運動を指します。
　　４）contra el arroz: 前置詞 contra（～に対して）＋名詞句 el
　　　　arroz（米）で「米に対する」という意味を形成しています。

「Siempre que + 接続法」は条件を表す表現で、「～する限り」
「もし～なら」というニュアンスになります。この構造では、主節
（結果）の動詞は通常直説法が使われますが、従属節（条件部分）
の動詞には接続法が用いられます。この構造を使うことで、元の日
本語の仮定的なニュアンスを自然に表現できます。

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参考図書はこちら。次回をお楽しみに。