忙しい社会人のためのビジネス英語講座(81)基礎力を固める(4)~ディクテーションで記憶力を高める~

こんにちは、Frankです。

今回は<記憶力を高めるディクテーション(口述筆記、書き取り)>
について少しお話をします。

私のビジネスクラスの生徒さんの中にも5、6名ほどの方が、英語力
のアップのために、ディクテーションの練習をしているおられます。

OneLook Dictionary Search によると “dictation” とは

the activity in which a teacher reads something to students that they
write down in order to see how well they understand and write a lan-
guage

とあります。

要するに生徒がどれだけ言語を理解し書いているのかをチェックする
ために、先生がある題材を読み上げ、生徒がそれを書き取る行為のこ
とを意味します。

実はこのプラクティス、ビジネス英語にも大変役に立ちます。

自宅で学習するときは、講師はいないので当然、テキストのCDを聴
いてディクテーションを行うわけですが、あるトピックを選んだあと
先ずCDを最初から最後まで一通り流し、全体の理解に努めます。

そしてもう一度同じことを繰り返し、概要を把握します。次にいよい
よディクテーションを始めます。CDを流しき、切りのいいところで
ストップボタンを押します。

そして、それをノートに書き取ります。書き取りの語数は10から15語
を目処にしてください。練習時間ですが、余裕があれば30分から1時
間。時間がないときは、一日5分から15分ディクテーションを行って
ください。

大切なことは毎日続けること。ターゲットは、このディクテーション
を通してリテンション、即ち記憶力を高められるようになり、たった
一度のリスニングで、忠実に発話を再現できるようになる
のです。

この練習を重ねることによって、ビジネス英語を使う現場でも相手の
話をしっかりと聴くようになり引いてはリスニング力のアップ、商談
力のアップに繋がります。

英語に “Be all ears.” という表現がありますが、まさしく注意してよく
聞けば、相手への好感度も増すことでしょう。

もちろんディクテーションばかりやると飽きてしまうので、時折シャ
ドーイングを取り入れて、プラクティスにバリエーションをもたせる
のもいいと思います。

特にこれから、あなたがネイティブとの会議や商談を控えているなら、
インタビューのディクテーションを試してみては如何でしょうか。

Q&Aの呼吸や突っ込み所が分かってくるので、大変参考になると思
います。

教材はこの講座の第1回目でご紹介した教材を使うのもいいですし、
最初からビジネス英語でのディクテーションはきついようであれば、
通訳の基礎訓練用の教材「実践ゼミ/ウィスパリング同時通訳」がお
手頃です。

この本は、通訳者のトレーニング手法を応用して、リスニングとリピ
ーティングを中心に<ささやき型同時通訳>といわれるウィスパリン
グ・スキルの習得も狙っている良書です。

ビジネス英語のテキストと併せて、是非、ディクテーションの練習に
お役立てください。

実践ゼミウィスパリング同時通訳

今回はウィットの効いたクイズを。

「掘ったイモいじるな」と日本人に聞こえた英語とは?
簡単ですね。正解は?

――What time is it now?

でした。

もっとオンラインクイズに答えないと気が落ち着かない方は、こちら
でチャレンジなさってください。5分間の学習が、あなたの未来を変
えます。

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
では次回の講座を楽しみに b^^)

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