こんにちは、Frankです。
今日は<英語の冠詞>についてお話をします。
社内での会話をご覧ください:
A: What’s her job?
B: She’s a VP.
A: Wow, that’s fantastic!
B: Not really. …
ここに出ているVPは、vice-president(副社長)。この会話で
Bさんは何故 “Not really”(そうでもないよ)と言ったと思い
ますか? ヒントは冠詞にあります。
冠詞というと、ここでは不定冠詞の “a” しかありません。
ではこの “a” に、どんな謎があるのでしょうか。
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実は不定冠詞の “a” には、”one of many” というニュアンスが
あるのです。即ち、「たくさんのうちの1つ」という意味です。
ということは、ここでBさんが言っている “a VP” は、
「他にもたくさんVPがいるよ」ということです。
ところがもしここで、”the VP” という言い方をしていたら、
この定冠詞 “the” は “the one and only” ということになり、
偉い役職の人という可能性が出てきます。
如何です。”a” と “the” ではニュアンスがゴロッと変わりますよね。
VPだと聞いて頭をペコペコさげていたら、実は社内ではmanager
クラスだった、なんてこともしょっちゅうあります。
“a” や “the” にあまり神経を磨り減らす必要はありませんが、
冠詞が聞き取れなかったら、”She’s the executive VP?” と
確認した方がいいでしょう。冠詞もバカにできないでしょ?
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今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
では次回の講座をどうぞお楽しみに。
Frank Yoshida
PS
コンサルタントの仕事をする傍らECC外語学院の阪急グランドビル校
にてビジネス英語や英語の資格コースを教えています。
ビジネス英語クラスに限れば毎年12から13クラス。大学の授業とは
違った実践レベルの英語をビジネスパーソンに伝授しています。
インプットは私のクラスで、アウトプットはネイティブのクラスで
どんどん喋るように指導。併行受講している生徒さんは当然のこと
ながら伸びます。
通学生として通えない方にはウェブレッスンをお勧めし、できるだけ
発話の時間を持つようにアドバイスをしています。
今から1年で英語に自信を持ちたければ、ECCのウェブレッスンで
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