ベクトル(14)三角形の面積

こんにちは、Frankです。

今日で136日目。今回学習する「三角形の面積」ではベクトルの内積
と三角比が登場します。基礎的な三角形の面積の求め方との融合で、
少々目が眩みそうです。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・\(\vec{AB} = \vec{a}、\vec{AC} = \vec{b}\) とすると、\(\Delta ABC\) の面積 \(S\) は
 *\(S = \frac{1}{2}\sqrt{|\vec{a}|^{2}|\vec{b}|^{2} – (\vec{a}・\vec{b})^{2}}\)
・\(\vec{OA} = (a_{1}, a_{2})、\vec{OB} = (b_{1}, b_{2})\) のとき、\(\Delta OAB\) の面積 \(S\) は
 *\(S = \frac{1}{2}|a_{1}b_{2} – a_{2}b_{1}|\)

 (【出典】テキストもう一度高校数学の398ページ)

1つ目の面積の公式では \(S = \frac{1}{2}|\vec{a}||\vec{b}|sin\theta\) の公式が必要になります。
この計算方法を忘れていたので復習すると、

\(\Delta ABC\) において \(B\) 点から \(AC\) の辺に垂直に下しその接点を \(H\) と
し、\(AB\) と \(AC\) のなす角を \(\theta\) とします。

\(S = \frac{AC・BH}{2}・・・①\)

\(\sin\theta = \frac{BH}{|\vec{a}|}\) より
\(BH = |\vec{a}|sin\theta・・・②\)

②を①に代入すると、

\(S = \frac{1}{2}|\vec{a}||\vec{b}|sin\theta\)

となります。

それでは3点を頂点とする三角形の面積を求めてみましょう。いつ
ものように著作権を侵害しないように、例題の数字を変えて解法し
てみます。

3点 \(A(3, 1)、B(4, -1)、C(2, -2)\) を頂点とする \(\Delta ABC\) の面積
を求める。

始点を \(A\) として、

\(\vec{AB} = \vec{OB} – \vec{OA} = (4, 1) – (3, 1) = (1, 0)\)
\(\vec{AC} = \vec{OC} – \vec{OA} = (2, -2) – (3, 1) = (-1, -3)\)

よって、

\(S = \frac{1}{2}|a_{1}b_{2} – a_{2}b_{1}| = \frac{1}{2}|1・(-3) – 0・(-1)| = \frac{3}{2}\)(答)

となります。

三角形の面積って、いろんな求め方があるんですね。
驚きました ビクッ( ̄┏_┓ ̄;)!!

テキストの筆者、高橋一雄氏が仰るように、最初の面積の公式は
使い勝手が悪そうなので、私も2つ目の公式を使おうと思います。

次回はベクトルの最後の単元<点と直線の距離>です。
お楽しみに b^^)

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
【高校数学(数ⅠA・数ⅡB・数ⅢC)を復習する】でもっと学習する b^^)
【コンテント】当サイトで提供する情報はその正確性と最新性の確保に努めていま
 すが完全さを保証するものではありません。当サイトの内容に関するいかなる間
 違いについても一切の責任を負うものではありません
【参考図書】『もう一度高校数学』(著者:高橋一雄氏)株式会社日本実業出版社

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
私の姉妹ブログ実践英語の達人ではオンラインレッスンや
クイズのご案内をしています。良かったらご一読ください。

只今、人気ブログランキングに参加しています。
今日の[実践数学の達人]のランキングは――


数学ランキング