積分法(23)積分方程式

こんにちは、Frankです。

今日で120日目。今回はテキストにも書いてある通り「定積分の計算
は必ず定数になる」を念頭に関数 \(f(x)\) を求めます。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
いつものように著作権の関係から、テキストもう一度高校数学の360,
361ページの例題の数式を若干変えて問題を解くことにします。

すべての実数 \(x\) について、次の関係式を満足する関数 \(f(x)\) を求めて
みます。

\(f(x) = 1 + \int^1_{0}(x^{2} – 1)f(t)dt\)
\(f(x) = 1 + x^{2}\int^1_{0}f(t)dt – \int^1_{0}f(t)dt\)

\(\int^1_{0}f(t)dt\) は一定の値なので \(a\) とおくと、
\(f(x) = ax^{2} + 1 -a\) とかけるので、

\(\int^1_{0}(at^{2} + 1 – a)dt\)
\(= [\frac{a}{3}t^{3} + (1 – a)t]^1_{0}\)
\(= \frac{1}{3}a + 1 – a\)
\(= -\frac{2}{3}a + 1\)

これが \(a\) に等しいので、

\(a = -\frac{2}{3}a + 1\)
∴ \(a = \frac{3}{5}\)

よって、

\(f(x) = \frac{3}{5}x^{2} + 1 – \frac{3}{5}\)
\(= \frac{3}{5}x^{2} + \frac{2}{5}\)(答)

もちろん、もっと複雑な関係式もありますが、今回はこれぐらい
にしておきます。積分の章もあと4ページで終わりです。

次回は<面積と定積分の関係>です。お楽しみに b^^)

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
【高校数学(数ⅠA・数ⅡB・数ⅢC)を復習する】でもっと学習する b^^)
【コンテント】当サイトで提供する情報はその正確性と最新性の確保に努めていま
 すが完全さを保証するものではありません。当サイトの内容に関するいかなる間
 違いについても一切の責任を負うものではありません
【参考図書】『もう一度高校数学』(著者:高橋一雄氏)株式会社日本実業出版社

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
私の姉妹ブログ実践英語の達人ではオンラインレッスンや
クイズのご案内をしています。良かったらご一読ください。

只今、人気ブログランキングに参加しています。
今日の[実践数学の達人]のランキングは――


数学ランキング