英語学習にも見られる「合成の誤謬」

こんにちは、国際人養成ブロガーのFrankです。

今回は、経済学の用語[合成の誤謬]についてお話をします。
因みに[誤謬]は「ごびゅう」と読みます。

[合成の誤謬]とは簡単に言うと、「ミクロの視点で正しいことでも、それが
合成されたマクロの世界では必ずしも意図した最適の結果が生じるわけではな
い」ことを指します。

英語で言うと[fallacy of composition]。よく挙げられる例として「デフレ・
スパイラル」があります。

不況のとき、個人や企業が消費や投資を控えるのはミクロでは合理的なのです
が、経済全体、即ちマクロでは不況を悪化させることになり、デフレ・スパイ
ラルをもたらすのです。

このデフレ・スパイラル。1990年代半ばから2000年代の日本企業に多く見られ
ました。借金返済を優先するがあまり設備投資を控える。

経済全体では景気の悪化を招き、経済は益々縮小する、というもの。バランス
シート不況とも呼ばれています。

こうした現象は、経済だけに限ったことなのでしょうか。

例えば政治の世界。政治家個々人は良いことを言い、「国家のために頑張りま
す!」と一生懸命になっていますが、国家レベルでの成果を見た場合、全体と
して何も変わっていなかった、なんてことが。

では皆さんの英語学習は如何でしょう。

生徒さん個々人はそれぞれ得意分野を持って勉強熱心なのですが、クラス全体
として見た場合、ディスカッションやディベートスキルが伸びているかという
と、必ずしもそうではない。

何故なんでしょう?

生徒さん同士の相性が合わないから?
講師のペダゴギー(教授法)が良くないから?

それもあるかもしれません。
でも、もっと大切なことがあります。

私は商社マン、コンサルタントとして世界を飛び回り、本当に多くの人たちと
会ってきました。英語が上手い人もいっぱい見てきました。と同時に、人が集
まるところで力が発揮できない人もたくさん見てきました。

クラスに入ると目先の会話に終始し、会話をして満足して終わり。その先にあ
るものは何なのか。全体として何を構築したいのか、それが見えていない人が
多いように思います。

クラスをあなたにとって単なる自分自身の学習成果の発表の場ですか? それ
とも自分の資産を生み出し社会全体にインパクトを与えるためのエンティティ
ー(本質、実体)へと変貌させる場ですか?

シナジー(相乗効果)が期待できないところに全体の成果はありません。また
シナジーを作り出そうという意欲を持たないと、クラスは形骸化してしまいま
す。

[合成の誤謬]は、実は「和」の裏返しだったりします。個々人が自らの能力
を殺し、「和」を重んじ過ぎるが故に、「正」→「反」→「合」の「反」をスキ
ップし、安易にお座なりの「合」へと帰着する。

講師にあてられるまでずっと黙っている生徒さんが多いですが、あてられる前
に、どんどん別の生徒さんの意見に突っ込んでみてください。反論してくださ
い。賛成でも黙っていないで、「賛成です」と言ってあげてください。それが
生産性を産み出すということです。

[合成の誤謬][政治の誤謬][英語の誤謬]。
実は身近なところに、その原因があるようです。

今晩、寝る前にもう一度この講座を読みかえしてください。
そして下記の[経済用語]も併せて憶えておきましょう。

今日も一歩前進――

「負債」= liabilities ※他人資本や借金のことです。
「貸借対照表」= balance sheet ※左半分が「資産」、右半分が「負債」と
        「純資産」です。
「手元流動性」= short-term liquidity ※[(現預金+すぐに売れる有価
        証券等)/月商]。企業の安定性の指標です。

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