忙しい社会人のためのビジネス英語講座(88)基礎力を固める(11)~外国人の部下を持つ~

こんにちは、Frankです。

最近、私のビジネス英語クラスで、外国人の部下を持つ生徒さんが増
えてきました。「英語がイマイチなのに、部下に外国人が入ってきて
大変ですよ」と嘆きの言葉をよく聞きます。

さてこの<大変>の意味ですが、彼らが言っている<大変>とは、言
いたいことがきちんと英語で言えなくて<大変>なのか、それともど
のように外国人を扱ったらいいのかわからなくて<大変>なのか。

私が知るところ、大概の日本人は英語力が不足しているから<大変>
と考えがちです。そりゃあ、母国語の日本語じゃなくて英語を話さな
きゃならないし、尚且つ指示まで英語でしないといけないのですから、
かなりの負担ですよね。

でも私が今までアメリカやアジア諸国で、外国人の部下を持った日本
人のコンサルをしてきて感じたのは、彼らには英語以上にもっと大切
なものを忘れている、というか蔑ろにしているという事実でした。

それはビジネスの慣例(Business institution)をしっかりと理解して
いないということでした。

郷に入っては郷に従え(Do in Rome as the Romans do.)じゃないで
すが、現地の商習慣を無視して日本の企業文化を押し付けたがために、
現地労働者とトラブルになっているケースを多々見てきました。

これは海外における日系企業のみに当て嵌まることではなく、日本国
内において日本企業として外人を雇用したり、日本の外資系企業で日
本支店に外人を部下として迎え入れる場合にも当て嵌まるのです。

要は「日本ではこうだ!」と全てに亘って文化で正当化するカルチャ
ー・ジャスティフィケーション(Culture justification)
がトラブルの
元凶となるという点を、肝に銘じておくべきです。

一例ですが、アメリカの日系企業に勤めるキャサリン(仮名)が2か
月間日本でトレーニングを受け、アメリカに帰国します。

上司の山田課長(仮名)が、最近のキャサリンの仕事振りが思わしく
なく気になってキャサリンに声をかけると、彼女は「私、近々この会
社を辞めます」との返事。

驚いた山田課長が理由を尋ねると、「折角、日本で2か月もかけてト
レーニングを受けてきたのに、アメリカに帰国後、一向に昇進させて
もらえない」と不満を。

一般的な日本企業では、海外でトレーニングを受けてきたからといっ
て、すぐに昇進することはありませんが、ことキャサリンに対しては、
山田課長は暗黙の了解ではなく、日本のキャリアパス(昇進経路)に
ついてきっちりと説明すべきだった、というわけです。

というわけで外国人を迎え入れた時に配慮すべき点は山ほどあります。

このあたりの外国人のマネージメントで困っている人や、今はそうで
はないけれど将来外国人を部下として迎え入れる予定の人は、下記の
書籍を手に取ることをオススメします。

私のビジネスクラスで学習した教材で、文化的背景をはじめ、外国人
を管理する上で役に立つ表現がいっぱい入っているので大変役に立つ
と思います。CD付きで発話の練習もできますよ。

「備えあれば、憂いなし」(Lay up for a rainy day.[lay up「貯蔵する、
蓄える」])
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外国人部下と仕事をするためのビジネス英語――

外国人部下と仕事をするためのビジネス英語―指示・フィードバック・業績評価 ()

余談ですが商社マン時代の私の海外出張体験談はこちら。ビビりまし
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本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
では次回の講座を楽しみに b^^)

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